一つ、除染する段階ではない。未だ収束しておらず放射性物質拡散中です。
二つ、人体の除染は流し落とせるが、土壌の汚染は流し落とせない。
土壌から放射性物質を取り除く方法がほとんど開発されておらず、困難です。
三つ、大量である。少量であれば水中のセシウムはゼオライトに付着させて隔離すればいいが、
メルトダウンして収束不可能である事実が明らかになった時点で
それで対応できる量はとうに超えています。
四つ、隔離する場所・土地、方法が確保できない。
ゼオライト、土地を削るなどの方法は一切凝縮せず混合物のままなので
ガラスに密封することが困難であり、また汚染度を受け入れる場所の確保が困難です。
五つ、予算的な困難。集める、運ぶ、密封する、埋める、土地を確保すると、
莫大な予算がかかります。
そもそも「正常な状態に戻る」と考えていることが根本的な勘違いではないでしょうか?
チェルノブイリが35年以上経って「正常な状態に戻」っていません。
福島はチェルノブイリの3倍の放射性物質を撒き散らしています。
たった数ヶ月で除染できると思い込んでいるとするならば
何かマスコミによる安全キャンペーンなどに騙されているのではないでしょうか。