虫も殺せぬ、そういう人が増えているのでしょうか。
なんでもかんでも薬剤やたたいたりして殺してしまうのはやりすぎですが、
生きる以上は殺生しないで生きることはできません。
だから「ごめんなさい」という気持ちを抱きながら生きていくしかないのです。
通りがかりの人を殺すのとは全く意味合いが違いますね。
庭や畑では、花や作物の育成のために、雑草はひっこぬかれます。
それは人の基準で、植物が「花」と「雑草」に決められるからです。
一年も除草しなければ、わんさか生えて人の手のつけられない状態になります。
本来自然は人間より強いものなのです。
自然をねじふせて、今の人間社会があります。
今は自然をいじめすぎてやり返されてる現状ですが、逆に自然に対してあまりに遠慮していたら、今ある社会にはなっていません。
自然に対する敬意と罪悪感を持っているあなたの考え方は立派だと思いますが、
極端に何もしなければ、病気や伝染病の蔓延する世界に逆戻りです。
今はそういう罪悪感がなさすぎて、いろいろ問題になってるわけですが。
一度宮沢賢治の本など読まれてみてはどうでしょうか。
「なめとこ山の熊」などおすすめです。