家庭教師と塾、児童養護施設で子ども達に勉強を教えていた経験があり(小1~高3)、現在も小3~小6を対象に寺子屋ボランティアで夏休みの宿題を教えているクラキチ(男性)です(一応、現在も20代です)。
また、無償で家庭教師をやっていて、小中高生に全教科を教えています。
その経験と自分自身の先生としての気持ちでお答えしますが、まず、頭(成績)の良し悪しによって、生徒を好きになったり嫌いになったりするかは別物です。
覚えが悪い子でも、一生懸命理解しようとしていたり、頑張って自習した形跡を見ることができたりすると、教える側としては「もっと教えてあげたい」「この子の力になりたい」という気持ちが大きくなります。
逆に、覚えが早くて成績も良い子であっても、自分よりも理解力の低い者をバカにしていたり、愛想が悪かったり、陰でイジメをしていたりすると、「この子は勉強の前に、他人の気持ちを考えることから教えなくてはならないな」と、勉強以外で手を焼くことがあります。
まあ、私の場合、生徒の性格や言動に問題がある場合でも、それで嫌いになるようなことはありませんが。
いずれにしても、一生懸命頑張っている生徒は皆、先生には輝いて見えます★
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ただ、現実には、生徒の成績次第で態度を変える先生もいます…。
それに、生徒に対して恋愛感情を抱いて贔屓(ひいき)をしたり、性的関係を持ちたいと思う先生がいるのも事実です。
なので、プリンさんが(恋愛ではない)好意を寄せている先生に積極的にアプローチをするのは応援しますが、あまり身体接触が多くなったり、プライベートで遊んでしまったりするようになると、塾の先生と生徒という規律を乱すことになり、他の生徒にとっても良くないですし、何より先生とプリンさんにとっても良い結果をもたらすことはありません。
恋愛関係を求めないのであれば、身体接触や塾の外で個人的に会うようなことは控えて、塾の時間の中で関係を築いていくべきです。
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では、塾の空間でどうやって先生との距離を縮めるかということですが、ちょっとした休み時間(自由時間)があれば、先生の趣味を聞いたり、将来の夢を聞いたりすると効果的です。
そして、先生の趣味や夢を褒(ほ)めてあげてください。
さらに、先生の趣味の魅力について聞いたり、将来の夢の理由を聞いたりしてください。
人間は誰しも、自分に興味を持ってくれる人間に好意を抱きます。
同じく、自分のことを褒(ほ)めてくれる人間に好意を持ちます。
また、自分のことに関して具体的なことを質問されると(その人にとって好ましい話題であること)、自分からいろいろ話したり説明したりしたがるものです。
先生に質問をして返ってくる答えの中で気になることがあれば、それについてまた質問をします。
すると、「この子は自分に興味を持ってくれているんだな」「もっと自分のことを話したいな」と思うものです。
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塾において、勉強以外で先生と話す時間がほとんど場合は、勉強の話から切り出すのが一番。
勉強に関する質問なら雑談と思われにくいので、「先生はどうやって英語の勉強をしたんですか?」と聞いたり「勉強で壁にぶつかったことってありますか?あるなら、どうやって乗り越えたのか知りたいので教えてください」といった質問をするといいでしょう。
あるいは、「その前先生に教えてもらったところテストに出ましたよ。やっぱり●●先生に教えてもらうのが一番♪」と言ってあげると、先生は「教えてよかった」と思いますし、また教えてあげたいと思います。
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単純に他の子よりも先生との距離を縮めたいのであれば(もしくは周りからそう見られたいのであれば)、お互いに特別なニックネームで呼び合うことです。
「先生って、友達からは何て呼ばれてるの?」と聞いて、「私も●●って呼んでもいい?」と言うと、先生としては断る理由もあまりないので、OKしてくれることも多いです。
そして、「私のことは●●って呼んで」と言って、自分のことも特別な呼び名で呼んでもらうといいでしょう。
授業中は規律のために「●●先生」と「●●さん」と呼び合う関係でしょうが、授業が終わった後、もしくは休憩時間など、ちょっとした時間だけでもお互いにニックネームで呼び合う仲になると、周りとの差はできるのではないでしょうか?
もしも、すでに先生が他の生徒からニックネームで呼ばれているのであれば、プリンさんが新しいニックネームをつけてあげればいいです。
「●●の方が呼びやすいので、●●って呼んでもいいですか?」といった感じで。
塾の規律で、授業外でもニックネームで呼び合うことが禁じられている塾の場合は無理ですが、ニックネームで呼び合う仲っていうのは親近感が湧(わ)きます。
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最後に最も簡単で効果的な方法ですが、それは「継続的な明るい挨拶(あいさつ)」です。
「こんばんは★」「ありがとうございました」「次もよろしくお願いします」「次も楽しみにしています」
…など、ただの挨拶と思うかもしれませんが、先生と会った時に、必ず挨拶をする習慣を心がけているだけで、それを継続するほど効果的です。
「●●さんは、よく挨拶をする子だな」「礼儀正しいな」と好印象を持たれますし、プリンさんが明るく元気な挨拶をするのが誰から見ても日常的なものになると、プリンさんが塾を休んだ時などは「今日は●●さんが休みだから、あの明るい挨拶が聞けなくて寂しいな」「やっぱり●●さんがいないと何だかダメだな」と思うようになります。
勉強だけでなく、恋愛の成功率を高めるのも、良好な人間関係を築くのも、プラスの言動を地道に積み重ねていくことが大切です。
急がば回れ!
何事も、継続は力なりです!
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携帯(スマホであればLINEなどのアプリを通じての連絡など)や手紙(いわゆる文通)という手段もありますが、恋愛関係での発展を望んでいるわけではないので、それはやらずに塾だけでの関係に留(とど)めておきましょう♪
先生と親しくなることで勉強のモチベーションが上がるなら、それは良いことです。
プリンさんが意欲的に勉強を頑張ってくれるようになると、その姿に先生は更に好感を抱いてくれるはずです。
そうやって、プラス→プラスの動きになっていくといいですね(応援しています)!