>私は、痛手を受けても生活に困らない範囲の金額で参加する分には、経済に興味を持つきっかけになったりして良いかな?と漠然と考えていたのですが、そういうものでもないのでしょうか・・・?
まず、心構えとして、社会勉強という話しは株の世界ではお金をくれてやるだけの話しになってしまいがちです。そうではなく、株で勝利するための勉強をして欲しいと思います。現代は経済が相場(株式市場・為替市場。その他市場)を動かすのではなく、その逆の傾向が強まっています。相場が経済を動かしているようなところがあるわけですから、経済の勉強とともに、資金管理の方法・建玉の仕方、その需給を示す株価チャートから相場がどっちへ動く可能性が高いかなどの勉強をする必要があると思います。
さて、株式投資に対する多くの人の印象はおそらく次の2つです。
1.経済行為である。
2.ギャンブルである。
多くの人は2番の印象が強いようです。株式投資で成功する方法については体系だった方法が確立されておらず、単純に勉強しただけでは、コンスタントに勝つことは難しいので、多くの人は一か八かのギャンブル的思考でやってしまいがちで、そのために、退場させられる人が多いのも事実です。このため、特に資金管理をしっかりできない人がとんでもない目に合う話しが横行していて、印象が悪いのでしょう。しかし、株式投資で財をなした人もそれなりにいますから、資金管理と株式投資の研究の方向性などによっては、巨万の富を築ける場合もあるわけです。
逆にいえば、ギャンブルと思ってやっている人が多いのですから、真剣に株式投資をやっている人はおそらく10人に1人もいないわけですので、本当のライバルはそれほどいるわけではなく、本当に正しい方向性で研究をしながら株式投資をするのなら、コンスタントに勝利することは不可能ではないと思います。
ちなみに、「株式投資はギャンブルである」と、世間では思われている方が、本気でやっている人にとっては、勝利しやすかったりするとは思います。みんなが真剣にやりだしたら、相場は動かなくなってしまい妙味が薄くなると思いますので、みんなにはそう思わせておいた方が良いと思っています。それから、機関投資家の多くは他人のお金を運用していて、しかも、指標(平均株価等)に連動して儲けの多寡を出せばよいようにやっているところが多く、損しても、顧客に対して言い訳がつくように運用しているところが多いのですから、本気でやっているとは言いがたい部分があります。
>男女の反応の差も、気になっています。
女性は確実性が高いことにより興味を持ち、男性は可能性は薄くても一攫千金的なことにより興味を持つ傾向があると思います。太古の時代から、男性は狩猟・女性は子育てというような役割分担がありましたが、そうした本能的な部分と関係があるとは思います。