週の中ほどにある祝日を週の初めに持ってくることによって、遠出などを期待する旅行業者などからの需要を、そして庶民にタンス預金にならないようにお金を消費させ、消費拡大から景気回復を狙っての政策なんでしょうが、はっきりいって迷惑と思う国民も多いはずです。
現に学生にとっては月曜日の休日が多くなり、祭日が特定の曜日に集中すると、特定の授業が消化されずに、私も昔夏休みに補講なるものを受けた記憶があります。
今も同様な学生もいることでしょう。
又、理髪店など月曜日が定休と決まっているところではせっかくのお客を逃すことにもなります。
テレビではよく「三連休」などと司会者が言ってますが、大企業は確かにそうかもしれませんが、地方の中小、あるいは零細企業にとっては隔週の週休二日、あるいは祝日が含まれている週は週休二日はなしとなっているほうが多いくらいです。
祝日それぞれには意味があるはずでして、それをずらすなんてもってのほかだと思います。
せっかく昭和から平成になって天皇誕生日が移ることによって4月の月末の忙しい時期に仕事ができる、あるいは3月決算の会社であれば、一ヶ月くらい経ったこの時期がもっとも仕事が忙しいというので、平日になることを期待していたのにみどりの日などといった祝日を作り、あるいは5月4日も休日にしたわけで、私から言えば、6月には祝日が1日もないのでこちらに祝日を持ってきてもらいたいと思っていたのに、日本は世界的に見ても祝日が多く、逆にその為に毎週の週休2日がしにくいといった、納期の迫った仕事は祝日など関係なく仕事をしなければならない小さな企業の意思を全く反映していない政策だと感じます。