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国債がマイナス金利になったというニュースを聞いたのですが、マイナス金利っていったい何なんでしょうか?国債を買った人が金利を払うということでしょうか。なんか頭の中が?マークでいっぱいになってしまいました。そんな条件で国債を買うわけないよなと思うのですが。買った人には何かメリットがあるのでしょうか。経済音痴の人間にもわかるように教えていただけませんか。

  • 質問者:おばさん
  • 質問日時:2014-10-23 20:26:46
  • 0

最初の回答者の「手数料によりマイナスになる」と言うのも確かにマイナス金利なんですが
今回のマイナス金利とは少し状況が違います。
今回のマイナス金利は2番目の回答者の状況ですね。

今回マイナス金利になったのは私達個人が買っている個人向け国債ではなく
主に金融機関向けの短期国債です。
償還期限は3カ月、6カ月、1年
額面は1千万円、5千万円、1億円、10億円で取引単位は1千万円

一般的な市場原理として供給より需要が上回れば価格は高くなり
需要が減れば価格は安くなると言うのがありますよね?
需要が多くなり額面より高く買ったとしても
仮に額面1000万円、満期時の受取利子が10万円の債権を1005万円で買ったのなら
満期時には利子を含めて1010万円になる訳ですから5万円の儲け。
この状況なら実質金利が下がっただけ。
しかし1015万円で買えば1010万円にしかならない訳ですから5万円の損失って事になる。
これが今回のマイナス金利の状況です。
(想定金利は判り易くする為に実際の状況ではありません)

そんな条件で国債を買うわけないよな・・・正にその通りなんですよ。
額面より高く債権を購入すると言うのは比較的よくある事です。
しかしあくまで利子を含めれば利益になる額にする事が前提でしょう。
マイナス金利での債券購入と言うのは普通ならその様な事はしませんし、
起こり難い状況だと言えます。
しかし起こったからニュースにもなる訳です。

日本の紙幣を正確に言うと日本銀行券
金融機関は日本銀行券を日本銀行から借りている形になり
その金利を「基準割引率および基準貸付利率」と言います。(昔の名称は公定歩合)
金融機関が日銀から日本銀行券を借りる時
日銀は日本銀行券を貸す訳ですから無制限で貸し出すなんて事はしません。
貸付の中に補完貸付制度と言うのがあり
補完貸付制度では担保を設定しその範囲内で基準貸付利率で貸す事になります。
(因みにこの金利が短期の市場金利の上限を画する役割を担います)
その担保に国債の条件付売買に関する約定が含まれており
日銀から日本銀行券を借りたい金融機関は
少々無理をしてでも国債を買い取る必要が発生します。
勿論先に説明した様にマイナス金利なる可能性は低いのですが
日銀が国債の大量買い付けを行っており市場に出回っている国債が減少
年末に向けて融資用に資金を用意出来る状況にしておきたい金融機関の増加が
今回のマイナス金利を生み出したのだと思います。
もっとも金融機関が資金を調達すると言っても日銀からではなく
市場から調達しても構わないのですが
要は何処から資金を調達した方が利益に繋がるかと言う問題ですね。
金融機関と言っても株式会社なら株式や社債を発行して資金を調達しても良い訳です。
でもそれらの方法はある程度長期的な計画を必要とします。
例えば銀行がマイナス金利で国債を買って日銀から資金を調達しても
それを上回る金利で企業に貸し付ければ銀行は利益を得られます。
そう言う損得勘定の計算が得意なのが金融機関だと思いませんか?

===補足===
そう言えば重要な事を書き忘れていました。
国債の価格が時価になるのは既発債(発行済みの国債)です。
又、利子の受取の違いによって割引国債と利付国債があり
利付国債と言うのは個人向け国債の様に額面で購入し半年毎に利子が付き
満期時に額面が返還される国債です。
(つまり満期時は額面と半年分の利子です)
割引国債と言うのは利子相当分が差し引かれた状態で販売し
満期時に額面が返還される国債です。
具体的に説明したのは利付国債です。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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現在日銀が大規模緩和策を行っており、市場に流通している国債が少なくなってます。

で、金利関係なく買う必要がある銀行が買うわけです

  • 回答者:匿名 (質問から5時間後)
  • 0
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手数料 を、払うと もらえる金利との差額が マイナス になる。

現金 より
将来更に の、判断。

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