スポンサーの意向が大きく影響します。今は特にテレビのスポンサーが減ってきているので、スポンサーは番組の内容よりも視聴率を稼ぎ、商品販売に繋がるようなものを望み、テレビ局は安い予算で簡単に作れ、時代の要請に沿うものを作ろうとしています。
スポンサーの横槍であるのは、殆どがロケのビデオ構成でもあるにも拘わらずクイズ形式にしたいというものが多いです。 ぴったんことか、さんまのなんとかってのは、クイズ形式にしなくても良いのですが、クイズにすることによって視聴者をひきつけることができるというのがデータでわかっているから、どうしてもクイズ形式を取り入れるようになっています。
その時期その時期で、他局の動向を見ながら番組つくりや編成をしてゆくので、今までのように長い目で番組について考えられなくなってきているのも間違いありません。
また、もっと大変なのは、局関係者の団塊の世代で高度経済成長期からバブルに掛けて積極的に番組作りに携わってきた多くのメンバーが役職に就いて現場を離れてしまったり、退社したりして、今までのようにイニシアチブを取って番組作りを出来る人が居なくなってきていることです。若手がどっかで見てきたような本を書き、どっかで見たようなタレントを無難に使い、適当に視聴率を取ってしまって、飽きられそうになると打ち切るという悪循環になってきています。
映画もそういうのがあって、映画を作るときには多くのスポンサーとタイアップして、資金を出してもらい広告代理店とテレビ局を巻き込んで、あれやこれやに縛られて作ってしまうので、こじんまりしたものしか出来なくなってます。その後DVD化したりテレビで放映したりするために映像自体もこじんまりしてます。画面の中にやたらスポンサーの商品が出てくるのも興ざめですね。
お金が無いテレビ局と、お金がない映画会社、消費が低迷して売り上げが上がらないメーカー、テレビを見るよりネットをしている時間が長い視聴者、これから先、昔のような良い番組がどれだけできることでしょう。
- 回答者:Sooda! ちゃん (質問から23分後)
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