入隊しません。
日和見主義の私は倒幕にも傾かない代わりに、幕府を守ろうとも思わなかったと思います。実力がついていかないのは置いておくとしても、京都守護のため、あるいは誰かのために刀を握り人を殺す、そのことに耐えられる精神力がありません。
柔弱すぎて最初から入れてもらえないような気もしますが、仮に入隊し刀を握ることを何らかの理由で免れたとしても、厳しい隊規や組織の性質としての苛烈さに、耐えられず逃げ出したくなると思います。そのあげくに粛清されたり切腹しなければならなくなるなんて、想像するだけで怖いです。
武士そのものや幕府になんの撞着もない以上、入隊する理由が思いつきません。
歴史や歴史小説・ドラマなどで触れるぶんには憧れも抱きますが、自分自身に置き換えた場合、関わりたくないというのが本音です。私はただの『村人』がいいです。