すべてのカテゴリ » 趣味・エンターテイメント » 映画・演劇 » 映画・DVD

質問

終了

「ジョニーは戦争に行った」という映画を見たことのある人はいますか?戦争で爆弾を受けて手や足や顔を吹き飛ばされ芋虫のようになっても人体実験で生かされるような悲惨な映画でした。万が一にもあんなふうになったらと思うとゾッとします。あの映画を見た人はどう思いましたか?

  • 質問者:Sooda! くん
  • 質問日時:2008-11-10 03:38:54
  • 1

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答ありがとうございました。古い映画だったので知っている人もあまりいないかと思っていました。沢山の回答が寄せられ、衝撃を受けた方は多いことがわかりました。私も10年以上の昔に偶然に、この映画を見る機会があり、激しい衝撃を受けました。何故か、今ふと思い出し、質問しましたが、あんな悲劇的な戦争映画は無いと思います。言葉が離せないので意思疎通もできないで、夏には暑くて苦しみ、時には鼠が体を這い回ったりする描写もあったりして、ものすごい苦しみが伝わってくる映画でした。最終的にはモールス信号で意思を伝えるものの、無視されて、「SOS・・・Help me・・・」と言いながら終わるラストは何とも言いがたい気持ちになりました。悲惨さは、いくら書いてもきりが無いくらいです。この映画は、これからも多くの人が見るべき映画だと思います。

検索で調べましたが、「ジョニーは戦争に行った」ではなく「ジョニーは戦場へ行った」が正しいのかもしれません。

カンヌ映画祭で特別賞を受賞し、日本公開時にも大きな反響を呼んだ作品ですね。
当時高校生だった私にも深く記憶に残る映画の一本ですが、
おそらくその深さの一部しか理解は出来ていなかったと思います。

美しいまでの過去の思い出と、あまりにも過酷な現実の対比。
ドルトン・トランボが39年実在した英軍人をモデルに出版した小説『ジョニーは銃をとった』は
第一次大戦の反戦的作品として高い評価を受けていますが、自ら初メガホンをとって
映画化するにはベトナム戦争への思いがあったと本人が語っています。
しかしそこには単なる反戦だけでなく、「人間の尊厳」と「生きるとはなにか?」と言った
深遠なテーマがあると思います。
その点は今年公開された『潜水夫は蝶の夢を見る』に通じるものがあると感じます。

赤狩りによる「ハリウッド・テン」の一人として、投獄され活動を禁じられたのは、
まさに彼にとっては手足をもがれたも同然の状況。
しかし匿名を使ってシナリオを書いた『黒い牡牛』でアカデミー脚本賞を受賞した、
このあまりにも有名な逸話ですでにその名前は知っていましたが、
この作品で改めてトランボの反骨精神と鋭い洞察力を認識しました。

その後も何度か観ていますが、年齢を重ねた今、また違った感情を抱くことでしょう…
録画してあるDVDを再度観直してみようと思います。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

カンヌ映画祭で特別賞を受賞した映画だったんですね。知りませんでした。他にも作品にまつわる情報を沢山書いていただきありがとうございました。『潜水夫は蝶の夢を見る』も聞いたことがありません。1度見てみようかと思います。他の回答者さんは作品に対する感想のみが多かったのですが、意外にも作品の知識や背景としての側面から詳しく書かれていたのが気に入ったのでベスト回答とします。

並び替え:

35年ほど前、高校生の頃観ましたが、戦争の悲惨さを1人の青年を通じて社会に訴えた当時としては衝撃的な作品だったと思います。戦争とは、ただ無残な結果が残るだけ、そこには正義も論理も通じないと言う事を痛感しました。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

私の思想の一部を形成した作品のひとつです。
その作品よりも前に、漫画「はだしのゲン」で類似の場面を読んでいました。
「はだしのゲン」での負傷兵は両手、両足、両目でしたが、
しゃべる事ができた分「死なせてくれ」と両親に訴える姿、
その訴えにただ泣き崩れる両親の構図が強く印象に残っています。

この作品群で私が感じたことは、戦争の悲劇よりも、
むしろ「生きるとは何か」と言う事でした。

  • 回答者:Sooda! くん (質問から7日後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

中学生のときに見て、強い衝撃を受けました。
ジョーン・バエズの主題歌も印象に残っています。
更迭された田母神さんなら、この映画をどう評価するのでしょうか。
「戦争の悲惨さばかり強調したでっち上げだ」とか
いうのでしょうかね。

  • 回答者:hen (質問から6日後)
  • 2
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

「ジョニ戦」は25年前ぐらいに大阪の毎日文化ホールで観て、その後NHKの衛星映画劇場でも観ました。
戦争の悲惨さを伝える映画は数あれど、この作品はその中でもBest10には入るでしょうね。
あのような作品を観た後は、健康体で不自由なく、普段生活している自分がいかに幸せであるかと、つくづく思い知らされます。
普段はそんな事、これっぽっちも考えないですけど...

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

だいぶ前に見ましたが、本当に衝撃的な映画でした。戦争の恐怖、人間の恐怖をこれほどまでに描ききった映画もないのではないでしょうか。

  • 回答者:Sooda! ちゃん (質問から18時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

とても怖い映画でした
今は戦争映画といっても負傷兵のあのようなものは造らないと思います
死ぬか生きるかというあのような一番悲惨な状況は見せません
反戦映画の中でもとてもいいものだとおもいます

小学生の時に見たのですがとても
直視できなかったです

  • 回答者:respondent (質問から14時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

封切当時はまだ中学生でしたので、映画館で見たのはもう少し後、封切館では
ないところで、二本立てか何かで見ました。高校生でした。
まだ戦争とか反戦とか漠然とした考えさえもあやふやな時期で、ただ怖かった
という記憶が残り、原作といわれるドルトン・トランボの小説を読んだのは、更に
あとの大学時代です。
反戦運動をする世代より下ですので、自分の中で戦争について考える範囲に
とどまりましたが、後年見た反戦映画のどの作品よりも端的に戦争の馬鹿らしさ
が伝わる作品だと今でも思います。

  • 回答者:お助けマン (質問から13時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

アレを見て これ以上悲惨な映画は無いって思いました。
思い出すと気分が悪くなりますね。
争う事の愚かさを訴えるにはいい映画だと思いました。
あれを見たら 戦争の悲惨さと無意味さを思い知る事が出来ます。

  • 回答者:お助けマン (質問から11時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

前情報なく、たまたまTVで放映していたのを見て、トラウマになりました。
戦争モノかなと思っていましたので。
ほんとに恐ろしい映画でしたね。
あれを見てから、映画の戦争と現実の戦争はまるきり違うものだとよく理解しました。あの映画を全人類が見れたら、戦争しようなんて思わないのに、とよく思います。
でもやっぱり他人事だと思っちゃうのが人間なのでしょうか。

  • 回答者:知識人 (質問から10時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

2本立ての名画座と、その後のテレビ放映で2度観ました。
負傷した今と回想シーンが交錯する作りになっていましたが
回想シーンが美しくあったのが唯一救いのような映画で
「人間の尊厳とは?」を考えさせられました。

「お国の為に散っていく」軍国主義の時代、日本でよく使われた言葉です。
「散る」という言葉から一瞬で死ねるように錯覚しますが
一瞬で死ねるのはほんの僅かな人間で、実際のところは
のた打ち回って死ぬのです。
地雷のことを調べれば判りますが、地雷はわざと死なないように
作られた武器です。
どんな戦争も結局は地上戦になるしかないのは米国が証明してくれていますから
「散れない」のは今も昔もそう変わっていません。

主人公の若者も戦争さえなければ、可愛い彼女と楽しく過ごせた筈と思うと
やるせない思いで一杯になります。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

随分昔に見ました。
反戦映画でありながら、情緒に流されたものでない秀作であると思います。
CSのシネフィル・イマジカで今月放映されるので、再見・保存するつもりです。
どれだけ兵器がハイテク化されても、あのような兵士を産む可能性は消えることはないんでしょうね。
かといって、全ての争いがなくなることもないのでしょう。
既出の感想と重なってしまいますが、やはりモールスで意思疎通の方法を見出したときの光明と
それが虚しく無視されるラストが強烈に印象に残りました。

  • 回答者:skydon (質問から4時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

 封切り時思春期だった私がスクリーンで見た作品です。この映画の封切時は終結したベトナム戦争の記憶がまだ生々しいころで、ベトナム戦争のルポや安保闘争の報道を多感な少年少女がしっかり読んでいました。この映画も学校の仲間と連れだって、観てきた作品です。鑑賞後、Soda!くんさんのような問題を友人たちと語り合いました。

 年を経て、障害者支援という職を経て思うのは、この作品で一番残酷なのは戦争の悲惨さではなく、たった一人獲得した心の支援者の看護師さんを奪われたことではないのかということです。人は、どんな寝たきり状態になっても信頼のできる支援で、社会とつながっていれば、生きていくことができるというのが実感だからです。
 相手の立場を思い、コミュニケーションを図り、支援をしたあの看護師さんは素晴らしい支援者でした。ああいう支援者に自分もなりたいと思うし、もしもの時にああいう方が支援してくだされば・・・と感じています。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

確か30年位前の映画ですよね!
私が観た悲惨な映画のトップクラスです。
私は感受性が強いので、暫くその映画にひきづられていたのを覚えています。

人間の残酷さと共に、生きる強さを感じました。
モールス信号のシーンでは、一瞬「少し救われた!」と思ったのに、
更に暗い展開・・・

確か、回想シーンの部分はカラーだったと記憶しています。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

原題は「JOHNNY GOT HIS GUN」です。日本語タイトルとはずいぶん違いますよね。
ジョニーは人間としての形をほとんど失ってしまいましたが「GUN」を得ました。
それは、「死にたい」と訴え続けることで逆に得た、生きたいという衝動であるとも
考えられます。あの状態からコミュニケーションをできるようになるまでの努力、
人間の強さ、命の強さも感じました。
「祖国に命を捧げることは美しく輝かしい」というのがあの映画での軍の建前ですが、
それが本当に「美しく輝かしい」行為かどうかへの疑問符も感じます。
反戦映画の形を取りながら、一面的・紋切り型の反戦ではなく、生きる意味とか
神とは何か、愛とは、人が大切にすべきものは今か・過去か・未来か・・・
いろんな問題提起を含んだ映画だと感じます。
ある意味戦争の英雄であるジョニーを殺すことは、軍には出来ません。
ジョニーが生きていること自体が、たとえ隠された事実であっても、
軍部にとってはものすごいプレッシャーであったとも想像できますよね。
ジョニーが生き続けている限り、その事実を知っている人がいる限り、
記録上は闇に葬られようと、それぞれの立場の人の記憶に刻み続けられます。
ただ生きてる・・・見た人には、その事実の重みをしっかり受け止めてほしいなって
思います。
この映画のネット上の評論で、私の意見と近いものを見つけました。
興味があったら、ご一読ください。
ttp://homepage2.nifty.com/INO01/cinema/kansou/johnny_got_his_gun.htm

  • 回答者:お助けマン (質問から3時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

映像に耐えられないかと、本で読み、TV放送でも見ました。
あの状態で生きていられるのが奇跡に思いました。
でも精神状態が悪いわけではないので、昔を懐古したりできていたのは
唯一の救いだったのかもしれないですね。
最後に自分の意志を伝えるためにモールス信号を使っていたのは、
悲しい運命だと思ったのを忘れはしませんでしたね。

  • 回答者:お助けマン (質問から3時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

この映画、深いですよね。
単なる鬱映画ではなく生と死の境界やそもそも魂とは何だろうと思いました。
私が観たのはモノクロで随分前ですが、最近「脳死・臓器移植の本当の話」という本を読んで、「ジョニーは戦争に行った」を思い出しました。
http://item.rakuten.co.jp/book/1672753/
脳死=死亡とされてますが、脳死者のドナー(臓器提供者)はメスを入れられると汗をかいたり、臓器を取り出されると涙を流すとか。
この世との境界でジョニーのようなことが現実に起こっているのかも知れませんね。
意識はないけど意識はあるといった矛盾点は、実際に死の淵から生還した人の証言でも明らかになってますし。

  • 回答者:Sooda! ちゃん (質問から3時間後)
  • 2
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

見たのは中学生の頃だと思うのですけど、そのときは恐いというより、幻想的で不思議な感じが強かったです。
今考えると、ジョニーはあの状況で、精神に異常をきたすこともなく、生き続けたことを隠してしまった政府に憤りを感じます。

  • 回答者:Sooda! くん (質問から2時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

随分昔ですが白黒映画で見たことがあります。
手足だけでなく聴覚、視覚までも失ってしまう想像しただけでゾッとする映画でしたが、悲惨な場面だけでなく小さな事に喜びを見出して生きる勇気を奮い立たせて行くというすばらしい映画でした。
とても印象深く残っています。

  • 回答者:匿名希望 (質問から16分後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ

一覧を見る