意識にのぼる理由の他にも自分では考えてもわからない意識下の理由、こころの悲鳴、からだの悲鳴があります。知らないうちに無理しているご自分がいるのかもしれません。
いずれにしろ、悩んでいるあなた、誰かに相談してみたいあなたがいます。これは確かなことですよね。私は、一度ふらっとカウンセラーなり、心療内科、個人経営のクリニックなどに行かれることをお薦めします。
私は、IT企業で20年、単身赴任10年目にして自己崩壊しました。
「憂鬱、手の震え、飲めないお酒を飲みたい」
これはなんなんだと怖くなり、上司、同僚、部下、顧客、友人、家族に相談しまくりましたが、「生真面目すぎる、生を取ればいいんだよ。」と声を揃えて言われ励まされました。
社長には「十分成果も出ているし、評価もしているんだから大丈夫」と言われたのをまざまざと覚えています。
しかし、もうそのときは自分の器の底が抜けて、感情コントロールができなくなり始めていました。
精神科医の友人から三つのアドバイスをもらいました。
1.斎藤学のクリニックに通ってみたら。
「そんな時間どこにもないよ」
2.うつ、アダルトチルドレン系の本を読んで、自己認知療法してみたら。
「そんな本読みたくないし、好きな歴史小説も読む時間ないからなー」
3.いっそ、俺のとこへ休息がてら入院するか。
「バカな」
時間は流れました。他課の課長が虚偽報告したプロジェクトの火消しにはいりました。
30数名のプロジェクトマネージャ、自分の部下20名の采配しながらやりぬきました。3ヶ月終電に間に合わない無休の末、最悪のペナルティ回避しました。
他課の課長の入院の間の・・・ある日会社に向かう途中の東京駅でベンチに座り込んだまま、頭の中が真っ白になりました。身動きできませんでした。かろうじて、状況報告と休む旨会社に連絡して、ふらふらと東御苑まで辿り着いてあらためて西の丸のベンチに横たわり続けていました。よく晴れた日でした。
その後、友人の勤める県立の精神病院に入院。入院自体は1ヶ月でしたがその後、会社は依願退職、離婚を体験しながら5年闘病生活を続け今にいたってます。
人格障害・うつ・関係性障害いろいろ病名はつきましたが、ひとつだけ、友人の病院には絶対行ってはいけません。親しいほど危険だからです。転移・逆転移の恐れがあります。
長々すみません。ただ、今、ここの自分が一番大事です。考えて悩んで解決できないここころのもやもやは、危険を知らせる信号の場合もあるので、まずは、すなおに専門家に言いたいこと言って聴くだけ聴いてもらうところからはじめることをお薦めします。
精神科医はとんでもない奴も多いので、フィット感があるか等感性に合う合わないもひとつの基準になさるといいかも知れません。
よっぽどでない限り大事ないと思いますが、大事を取ってなにも悪いことはないのでご参考になればと願います。