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家族を末期癌で見送った者です。緩和ケア病棟について色々調べたのですが、
どの病院も入院は2ヶ月以上になると退院しなければいけないことを知りました。
そんなものかなと思っていたのですが、先日たまたまテレビで西本願寺系の
ビハーラクリニックという所の緩和ケア病棟ではそういう制限がなく、
5ヶ月の入院後に最期を迎えた人のルポを放送していました。

もし自分が最期を迎える場合、そういう落ち着いた環境で最期を迎えたいと
いろいろ調べたのですが、ホームページがなく実際の料金など分かりませんでした。
こういうクリニックに入院する場合は、どのくらい準備しておけばいいのでしょうか?
このクリニック以外のケースでも構いませんので、教えて下さい。
よろしくお願いします。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2008-12-16 11:12:40
  • 0

ビハーラクリニックは、保健医療機関ですね。
保健医療の場合、緩和ケアで一般的にかかる自己負担分入院費は
(病院によって若干差がありますが)
3割負担で1日当たり11,340円+食事1食260円程度です。
70歳以上の場合は、入院医療費は月額44,400円が上限ですので、基本的な医療費に
ついては、これ以上はかかりません。また、これより年齢が下でも、収入や疾病によって、
申請すれば入院費の上限負担がかなり低くなる場合があります。
そのほか、病院によってかかる差額ベッド代、雑費(オムツ代や病衣代等)がかかります。
また、食費もいくつか料金の違う物を設定している病院もあります。

5ヶ月過ごすとして、最低300万くらいの準備があれば、安心だと思います。
余命6ヶ月以内と診断された場合に、死亡保険金の一部を先払いしてくれる
生命保険もあるので、今から貯蓄しておくか、保険をかけるか、そのあたりで
なんとかなる金額だと思います。
また、生命保険でなくても、1日1万円タイプの入院保険で、払い込み60才まで、
保障は一生タイプの掛け捨てを選んで、事後、残された家族にそれを渡す方法も
あります。

緩和ケアは、患者さんにとってはとても居心地のいい入院先ですが、
積極的治療を行なわないので、病院にとってはほぼ完全赤字部門です。
だから、全室個室で差額ベッド代がものすごく高いところも多いです。
保険診療で出る部分はここまで、ということで、プラスアルファの部分については
病院間格差がとても大きいです。気になる緩和ケア医療機関がありましたら、
積極的に問い合わせて「実際どれだけかかるの?」をお調べください。
例えば聖路加の場合、緩和ケア含む全600室の病室全部が個室です。差額ベッド代が
1日3万円ですが、半分の病室は、差額ベッド代を必要としない保険診療内
扱いの病室になっています。差額ベッドでない病室は長い順番待ちができていますが、
病室の設備等は、差額ベッドの部屋もそうでない部屋も同じです。
同じ病院内の同じ病室でも、これだけ差が出ることもあるんですよね。

  • 回答者:由布 (質問から2時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

詳しいアドバイスを、ありがとうございました。

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なるほど、確かにでていませんね。

国立がんセンターのがん情報サービス

緩和ケアとは
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/support/relaxation/about_care.html
参考文献
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/support/relaxation/references.html

国立がんセンターがん対策情報センター お問い合わせ
http://ganjoho.ncc.go.jp/contact.html

個別の治療ということでもないようなので、こちらで電話相談するのもよいかもしれません。

あるいは
相談支援センター一覧
http://ganjoho.ncc.go.jp/pub/hosp_info/index_03.html

で、もよりの病院を探して尋ねられてもよいかもしれません。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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詳しいアドバイスを、ありがとうございました。

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