言葉の悪さは、他人事ではありません。私自身が…。でも、使う相手・場所などには注意を払い、マナーをわきまえているつもりです。
ただ、この場合、言葉が悪いだけではないような気もします。言葉だけなら、言い換える言葉も知っていて、使い分けているでしょう。
世間で暮らすには、悪い言葉を知るのも大事です。若いうちに、遣いかたも覚えておきましょう。
でも、遣って 面白がっていられる間は良いのですが、もう大きいので、無意識のうちに誰かを傷つけたりすることがあることは 自覚せねばなりません。
遣っている悪い言葉の代わりに 何と言う言葉があるか、同じ言葉でもキツイ言い方と柔らかい言い方の違いなど、考えて使っているでしょうか。
傷つけたり傷ついたりすることで、気づいていくこともあるでしょうが、残念ながら世間には、気づかないままの人も存在します。ひどいと思われるときには、ご自身の考えを話すしかありません。
その際、本人はいろいろと理解しているつもりでいますから、注意や命令だけでは 聞く耳を持たないでしょう。親の持つ経験談が役に立つと思います。
ご自分が言われて嫌な言葉も、きちんと伝えることです。「友達は皆、平気なのに」と言われそうですが、中には嫌がる人もいることも知っていてもらわねばなりません。お子さんには、自分が気になる言葉を堂々と言われたら いちいち文句を言い返すのか、または 我慢することがあるか、なども問うてください。それが、人の気持ちを考えるということなのですから。
ちなみに、私は「あほ」と「バカ」では、「あほ」のほうが傷つく関東人です。関東人にも、テレビなどの影響で「あほ」に免疫が出来つつあり、若い人には「バカ」と言われるよりマシだと考える人が とても増えています。でも、私は「あほ」は、嫌いです。