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宝塚歌劇団には、花、月、雪、星、宙の5つの組がありますが、それぞれの組で明確な違い(特徴?)があるのでしょうか?
又、専科とはどのようなものですか?

  • 質問者:蜜柑
  • 質問日時:2008-12-22 22:10:28
  • 4

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宝塚は好きで実際に観に行っています。

花組はダイナミックさを売りにしている組で特にダンスの上手い生徒をトップに
据える傾向があります。

月組は比較的体の小さいトップさんが立つ傾向が見られますが、歌・演技・ダンス
共にバランスの良い生徒さんをトップに据えているように感じます。

雪組は元々和ものの演目が多かった組ですが、杜けあきさんがトップに就任し
「忠臣蔵〜花に散り雪に散り〜」の演技を高く評価され、1992年、劇団員現役として
は初めて菊田一夫演劇賞を受賞してからは益々「和ものの組」のイメージを強くして
いきました。
ですが、近年のトップ就任の実績を見ると、劇団側の軌道修正が感じられます。
たぶん、これは不景気も影響があるかな?と個人的には見ています。
日本ものの演目はどうしても衣装を始め1舞台にかける必要経費が高くつきますから。

星組はいわゆる「イイ子ちゃん」キャラに収まらない、ちょっとクセのあるトップさんが
就任する傾向があります。でもその分演技力には定評のあるトップさんが多いです。

宙組は1998年に出来たばかりの組で、まだ歴史が浅く就任したトップさんは
まだ4人だけなのでカラーが出るというところまでは達していないのが現状です。
(劇団側にはそれなりの理由でトップを据えているとは思うのですが)

専科は演技に味わいがあり、その人が居るだけで舞台に締まりが出るような女優
さんを欲する歌劇団側から劇団に留まるように委託された人たちで構成されています。つまりは「名脇役」で構成されていると言って良いでしょう。

下の方の説明で勘違いされる方がいらっしゃると困るので、少し訂正させて下さい。
組のイメージカラーは各組がうち揃った場合、例えば歌劇団内で催される運動会など
ですぐに判るように色分けされるだけで、舞台そのものに、このイメージカラーが
反映されることはありません。
舞台は各組とも、鮮やかで色とりどりの夢のある配色の衣装や舞台装置で観客を
魅了してくれます。

新専科は理事長・植田紳爾の肝煎りで導入された制度ですが、たぶん、この数年で消えると思います。何故なら折角の逸材を潰してしまい、古くからの宝塚ファンが
この制度に対し批判する人が多く、歌劇団が発行する雑誌「劇団」にも批判投稿
が絶えないからです。

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参考になりました。回答ありがとうございました。

*花組(宝塚歌劇団第1番目の組。イメージカラーは赤~ピンク。)
『ダンスの花組』と呼ばれ、数多くのダンサー型スターが在籍、また歴代の主演男役・娘役ともダンサー型スターの就任が多い傾向にある組歴史をもつ。
また「男役の宝庫」とも呼ばれ、数多くのスターを輩出した。
主演男役および娘役に組生え抜きのスターが就任する例が多い一方、他組の歴代主演男役・娘役にも花組在籍歴あるものも多い。

*月組(宝塚歌劇団2番目の組。イメージカラーは黄色。)
主演男役・娘役はじめ芸達者の脇役が多い傾向があり舞台のすみずみまで楽しめる。
また専科で活動中の月組出身者や、退団後女優として活動する出身者が多いことも特徴の一つ。

*雪組(宝塚歌劇団第3番目の組。イメージカラーは緑。)
日本舞踊及び所作の美しさ・歌唱力・演技力に定評があるが、これは歴代の男役・娘役のトップスターや組長・副組長にそれらに秀でた者が多かったことによる(特に男役トップに限っても春日野・汀・杜・一路・轟がいる)。
『エリザベート』を日本に最初に紹介したのも、当時のトップスター・一路真輝率いる雪組の歌唱力、演技力によるところが大きい。
ただし近年は3代連続してダンサー型男役(絵麻緒・朝海・水)がトップ就任しており若干組のカラーに変容がみられる。

*星組(宝塚歌劇団第4番目の組。イメージカラーは青。)
他の4組に比べ「熱い」「濃い」などと評されることが多く、コスチューム・プレイを得意とする。
また1951年(昭和26年)、宝塚歌劇団初の一本立て作品『虞美人』の初演をはじめ本公演での一本立て作品の上演が他の組に比べ多めかつ定評のある組でもある。
男役スターには長身長脚で容姿に秀でた者が多い傾向にある。
1998年の宙組創設時、5組体制となった組陣容の平均身長は宙組がもっとも高かったといわれたが、これは既存4組中最も多くの星組組子が宙組へ組替となったことも一因あった。
男役スターにはダンスと、演技面における包容力・ロマン性の表現に定評がある者が多い反面で、歌唱に課題があるメンバーも少なくない傾向がみられる。
また脇役では男役に演技力、娘役に歌唱力に秀でたメンバーも多い。

*宙組(宝塚歌劇団第5番目の組。イメージカラーは紫。)
組子の平均身長の高さは劇団随一。
コーラス・ダンスの強いパワフルな組、との定評がある。

*専科(宝塚歌劇団の一組織。イメージカラーは、いぶし銀の輝きや渋さを表す黒~グレー。)
組と並んで表記されることが多いが、組ではなく、特定の組に所属しない一芸に秀でた生徒の集団である。
元々は舞踊専科、演劇専科、声楽専科、ダンス専科、映画専科などに分かれていたが、近年はそのような振り分けはされていない。
専科生は各組の公演には“特別出演”という形で出演する(なお、1984年専科バウホール公演『花供養』などのように、専科生だけの公演もある)。

*新専科
新専科は、2000年6月1日付けで導入された新しい専科制度。
この専科は、従来の専科とは全く別のもので、いわゆるトップ専科とでもいうべきもの。
組に固定せずここから各組のトップスターをフレキシブルに誕生させることが一番の狙い。
いわばトップ供給専科。
待遇面も従来の専科生とは一線を画しており、1年 契約で、契約は毎年更新される。
新専科生は、宝塚の舞台以外のテレビなど各種メディアへの出演が解禁され、各人の 持てるスター性を一般に広くアピールできる。

宝塚歌劇団のWikipediaに記載があります。
「組構成」をご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E5%A1%9A%E6%AD%8C%E5%8A%87%E5%9B%A3#.E7.B5.84.E6.A7.8B.E6.88.90

  • 回答者:ロミオ (質問から10時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

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