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米・EU間バナナ紛争とはどんな紛争ですか?解りやすく教えてください。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2011-02-19 00:01:04
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答有難うございました。
質問から50分経過し、十分納得の行く回答も戴きましたし、後続の回答も無いようなので終了とさせて頂きました。(終了時間・0:53)
有難うございました。

EU(欧州連合)のバナナ輸入制度を巡って、アメリカが不満をあらわにし、WTO(世界貿易機関)に提訴していたいわゆる「バナナ紛争」で、WTOが「EUはWTO協定に違反し、アメリカに年間約2億ドルの損害をもたらしている」と認定したのを受けて、アメリカ通商代表部は、異例の「WTO認定」下でのお墨つきの「対EU制裁」を決めた。
このバナナ紛争は、EUが旧植民地(アフリカなど)からのバナナ輸入を優遇しているとして、 アメリカや他のバナナ生産国がWTOに訴えたことに起因する。WTOはこの訴えを認め、EUに対し1999年1月1日を期限に制度の改善を義務づけていた。しかし、アメリカ側は「改善が不十分だ」として今年3月3日にしつこく被害額を提示し、WTOに損害認定を求めていた。また、それと同時に通商法301条に基づいて15品目総額5億ドル分の制裁リストを発表し、「いざ制裁の発動へ」と意気込んでいた。
その矢先のWTOの損害認定で、アメリカはすっかり気を良くし「すでに示しているリストから被害認定額相当の品目を選定して3月3日にさかのぼって100%の制裁関税を課す」という方針を決めた。
ちなみにWTOの認定を受けての制裁発動は、WTOの前身であるガット(関税貿易一般協定)時代を含め、多角的貿易体制下では初めてのケース。
そしてアメリカは、この大きな勝利と、中国のWTO加盟に向けての農産物輸入の協調路線確認をバネに「欧州や日本に対する通商交渉はもう勝ったも同然。日本の米の高関税化を崩すのもいとも簡単で『そんなばなな(馬鹿な)』と言われようが、朝メシ前だ」と気勢を上げているとか。
また、中国のWTO加盟に向けての動きに反応した台湾経済部は中国関連部局の合同会議で、これまで輸入を禁止していた中国産の穀物などの農水産品150品目の輸入を解禁することを決定した。ウーロン茶葉の輸入は見送られたが、一度に150品目もの輸入解禁は初めてで、今後はすべての輸入規制について見直しの作業に入る模様だ。

http://www.local.co.jp/news-drift/agridoukou99-1.html

  • 回答者:匿名 (質問から16分後)
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この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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