よく大人が子供に、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と教えることがあります。そして、世の中では、それが良い教えであるかのような風潮があります。
しかし、僕はその考えには反対です。
苦労するのが良い、というのは、「今100の苦労を経験しておけば、今後同じ状況でも、100の苦労を50の苦労として受け止めれる」というように考えています。しかし、トータルでは、100(現在の苦労)+50(今後経験するであろう苦労)=150 つまり将来的にこの人は150の苦労を強いられることになるのです。
子供に教えるべき思想は、「苦労はするな」です。もっと言うと、「苦労をしないで済ませるには、どうすれば良いか考えなさい」と教えます。
「苦労をしないで済む方法」を考え出す苦労はありますがね。