脱原発派である。
原発は、原爆と同様、事故を起こさなくても、自然界には存在しなかった新たな人工の放射性物質を造り続ける。
30数億年の歴史を持つ地球上の生物の命の連なりは、その過程で自然界に存在している放射性物質とは、なんとか折り合いを付けてきた。
その成功した結果として、今、私たち人類も含む多様な生物界が存在している。
人工の放射性物質がこの世の中に生まれて、まだ100年と経っていない。
地球の生物界に与える影響は、充分に検証されていない。
全く、危険なのである。
原発は、稼働する限り、手に負えない使用済み核燃料を増大させるばかりか、原子炉など発電システムのほとんどを放射化させ、放射性廃棄物を、さらに増大させる。
原発を造る技術はあるかも知れないが、耐用年数を超えた原発システムを安全に解体する技術は、現在開発中。
事故原発の解体については、皆さんご存じのとおり、全く当てにならない。
使用済み核燃料や放射化した原発システムを処理する技術も開発中。
処分方法や処分地も未決定。
原発が稼働して40年以上経っていても、こんな状態なのだ。
原発開発のために無駄な投資をしてきたのである。
馬鹿なことは、即刻止めるしかないのだ。
段階的脱原発依存派も原発推進派も、愚かさのレベルでは、変わらない。