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質問

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今、「ブーリン家の姉妹」という英国宮廷がモデルの映画が公開になっています。

はるか昔…15年位前のテレビ(テレビ東京の『午後のロードショー』)で見たので
実際にはもっと前の映画だと思うのですが、「1000日のアン」という映画の『アン』と
「ブーリン家の姉妹」の『アン』は同一人物なんでしょうか?
ものすごくアンの印象が違うので…。

「1000日のアン」がどういう内容だったかも実は定かでないのですが
妹がいたことや娘のエリザベスが次の女王になるというくだりが似ているので
気になっています。

映画をご存知の方、英国の歴史としてご存知の方、教えてください。

1000日のアン(1969)の作品

1526年のある夜、グリニッチ宮殿の舞踏会で、ヘンリー八世(リチャード・バートン)は、アン・ブリン(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)の美しい姿をみそめた。正妻カサリン(イレーネ・パパス)との間に子供のいないことに不満を感じていたヘンリーは、次第に、アンに近づいていった。しかし、愛を告げるヘンリーを、アンは冷たく断った。自分の婚約者を左遷し、姉のメリー(ヴァレリー・ギャロン)を身ごもらしたままに放っているヘンリーを、アンはむしろ憎んでいたのだ。ヘンリーは、だがあきらめず、王妃の侍女として宮廷に召しあげた。だが侍女は名目にすぎず、周囲の目や扱いは、ヘンリーの愛人としてのそれだった。にもかかわらず、アンは断固として決心をかえなかった。そして、逆にアンは王に、カサリンとの離婚をせまった。これはアンのひとつの賭けでもあった。ヘンリーはローマ法王も認めない離婚を実行するため、今まで片腕として働いていた枢機卿ウルジー(アンソニー・クェイル)を断罪に処した。ウルジーの書記だったクロムウェル(ジョン・コリコス)は、ヘンリー自らが英国教会の長となり、王の離婚を合法化することを進言、教会の弱体化をはかった。王はアンを手に入れるため、その進言に従うのだった。ヘンリーの情熱の真実にふれ、アンは涙し、はじめてその腕に抱かれた。華やかな結婚式は、だが、民衆の罵言の中で行わなければならなかった。また、カサリンは死の床で、娘にイギリスの王女になることを望み、息をひきとった。アンの幸福な日々は、夢のようにすぎた。やがてアンはエリザベスを産んだが、男子を望んでいたヘンリーは失望した。自分の年を知り、あせった王は侍女に手をつけた。アンは即刻その侍女を追放した。時が経ち、再びアンは子供を身ごもり、男子を産んだが、死産だった。ヘンリーはすぐにアンに離婚をせまった。アンはエリザベスのゆく末を思い、承知しなかったが、クロムウェルの奸計にあい、姦通と近親相姦の罪をきせられた。千日の栄光を身にまとい、やがてアンは、従容として断頭台にのぼった。そのかたわらでは、母が死を賭して王位継承権を自分に残してくれたとも知らず、エリザベスがひとり、歩行練習にはげんでいた。

といったあらすじで、基本的に同じ人物を題材に扱った映画です。

  • 回答者:映画ファン (質問から11分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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すっ凄い!
そうでした、そうでした~どちらかというとアンVSカサリンだったイメージがあったから「ブーリン家の姉妹」とは違和感があったのかもしれません。
しかも史実と「1000日のアン」ではアンのほうが妹なんで、余計に混乱したのかも。
どうもありがとうございました!!

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同一人物ですね。

今でこそ女王の国ということで女性の地位が高いように思いますが、
昔はやはり跡継=男子だったんですね。
宗教(キリスト教)の上に成り立つ歴史ですよね。
愛人はいても側室の概念が無いから、女性側も男(地位)を手に入れるのに積極的ですよね。
「1000日の栄光」はそういった「下克上」にスポットを、
「ブーリン家の姉妹」は、下克上後の部分にスポットをあててるので印象が違うのでしょう。

全く関係ありませんが
キャサリンとカサリンでは印象違うよなあ、と思いました。

  • 回答者:知識人 (質問から26分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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そうですね、私も「英国」=「女王」だったので、この「1000日のアン」が記憶の欠片にあったんだと思います。
描かれいてた視点の違いで随分と印象が替わるいい例なのでしょうね。
あ、たしかに「キャサリン」と「カサリン」の違いも「ん?」と思ったポイントでした。
どうもありがとうございました!

同じアン・ブーリンがモデルとなっています。私も試写会でこの映画を見て、ちょっと衝撃を受けました。イギリスがカソリックから離脱してプロテスタントになったのは、離婚が許されないカソリックから抜けてアンと再婚するための理由だったようです。
1000日のアンが気高く描かれていたように、ある意味気位の高く強い女性だったようです。
ブーリン家の姉妹は、キャスティングもぴったりで見ごたえがある映画です。

  • 回答者:Sooda! くん (質問から11分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

やはり同一人物だったんですね!
すっきりしました~。
昨日「ブーリン家の姉妹」を観てからとても気になっていたので。

ありがとうございました!

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