最近、社会人でも医師になりやすくなったと聞きました。社会人入試ができるようになった?といったような情報です。慶応ではある...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

私も確かな情報ではありませんが、・・・知る範囲で。

医師は、難しい試験を合格した人が医科大学に入り、そこで大変な苦労をして医師の国家試験に合格したものだけが医師になれるのですが、その一方で、医学の勉強に偏重した教育の結果、心の無い医師が増加しているようです。
　例えば、算術に走っているものや、医学研究にだけ興味を示し、患者の存在を見失っている医師などです。
　多くの医師は、患者のことを思い、医療の発展のことを思いながら、医師の人材不足のなか、寝る間も惜しんで地域医療に貢献しているのですが、昨今の、産科医師の不足や小児科医師の不足は、忙しい割には見入りが少なく、しかも医療事故のリスクが高く、事故の責任を問われた場合には、殺人犯の汚名まで着せられる可能性があるなど、大変な状況になっており、その一方で、比較的綺麗で、見入りの多い、美容整形外科や内科医の希望者が増加していると聞いております。
　そのような状況の中、社会人の経験のある方が、改めて医師を目指す場合、一から医科大学の入学に伴う受験勉強やその医学教育を受けさせるのでは、医師として育つまでに、くたびれてします、意欲がなくなってします可能性もあります。
　そのため、医師を目指す人のために、社会人経験のある人については、学業成績についてはある一定に基準を満たせば、その人の社会経験や人物を見て、医師としての適正を評価して、医師への道を開こうとするものだと聞いております。

蛇足でございます。
　私なども、医療の端くれで仕事をしておりますが、同年代の医師のご苦労は本当に大変なものであり、高い給与といいながらも、その苦労に見合った水準かは疑問に思うこともあります。ただ、医療施設運営との兼ね合いのなかで、最新医療機器、優秀な医療スタッフの確保、患者の療養環境の向上などを考えると、ある程度のところに納めないと、運営自体が立ち行かない状況にあるもの事実です。
医師不足の中、心無い医師（モトイ、自分の技量に過度の自信のある医師）は、少しでも給与の高い医療機関があれば、今月末にでも退職の意向を示し、次の月には別の医療機関に流れてしまう状況にあります。
　患者本位の医師であれば、十分な患者引継ぎの時間を確保し、しかるべき医療を確保してから異動するのではないでしょうか。
　一部の心無い医師のために医師の評判が落ちるのは心外ですが、ほんの僅かですが、そのような医師の存在があることも事実です。
　昔話の赤ひげ先生では、現在医療ではやっていけないことも事実ですが、赤ひげ先生の心をもった医師が増加するためには、学業に偏重した医学教育自体に風穴を開けることの必要性を感じる状況にあります。
　これが全てとも本質とも思っておりませんが、ご参考になればと思っております。

回答者：micinoue (質問から27分後)
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