四季なりイチゴを種から育ててやっといい株になったかなと思う今日このごろなんですが、葉ばかりがたくさん茂って、一向に花が咲...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

イチゴは低温、短日(昼が短い)すなわち、冬になると花芽を形成(花を咲かせる準備をする)し、その後の、温度上昇と長日(昼が長くなる)ことで、花が咲きます。
要は、冬を越さないと花が付きません。

ということで、冬の間も部屋においていると、照明で、明るい時間が長いので、いつまでたっても冬が来たとイチゴが思わないので、いつまでたっても葉ばかりが茂って、花が咲きません。また、大事に暖かいところで育てていても、冬が来ないと思って、花が咲きません。

イチゴは寒さに強いので、外にほったらかしのほうが、いいです。過保護禁物です。

しかし、四季成りイチゴは「四季成り」といわれるように、温度や日長に関係なく、実を結びやすい性質を持っています。それでも、低温・短日を経過したほうが開花しやすいようです。
もしかしたら、四季成りイチゴではない可能性もあります・・・外見での区別はこんなんです。
どちらにせよ、冬はしっかり寒さに当てましょう。

また、肥料をやりすぎても花は咲きにくくなります。戸外においている場合は、これが原因かもしれません。
葉ばかりが茂るのは、元気な証拠です。しかし、「花を咲かせる」という行為は、「子孫を残す」ためであり、元気なうちはあまり子孫を残そうとしません。元気なうちは、来るべき危機的状況に備えて、せっせと茂ろうとします。
そこで、肥料切れの状態になると、わが身が危ないと思い、子孫を残そうと花を咲かせやすくなります。
枯れない程度に株をいじめるのも花付をよくする一員です。

また、戸外において、肥料もそんなにあげていないというのでしたら、日当たりが悪いからかもしれません。葉の柄の部分が長く伸びる場合はこの可能性があります。この場合は、しっかり日に当てるといいでしょう。

話が長くなりましたが、まとめますと・・・
花を咲かせるためには、冬は外において寒さにしっかり当てて、夜は必ず暗くする(昼は日当たりよく)。
花つきを良くするには肥料は控えめに。施肥は花後に上げる程度。

以上を踏まえると、花が咲いてくると思います(今からだと来年の話になるかもしれませんね)。基本は戸外で放任栽培ですね。

また、花が咲いたら受粉させないと、実が付かない場合もあります。室内でしたら、開花したら、筆や指先で花を触ってあげるといいでしょう。戸外でしたら、特別何もしなくても大丈夫だと思います。

===補足===
去年の秋に種をまいたのでしたら、もう少ししたら、花が咲くかもしれません。
ランナーですが、いわゆる「ワイルドストロベリー」でしたら、ランナーが出ないものがあります。
また、株が小さいうちにできた実は、すっぱいことが多いですね。赤いうちは美味しそうですが、すっぱいことが多いです。黒くなるくらい熟したほうが美味しいかもしれません。
腐る直前ですね。見極めが難しいですが・・・。
ちなみに冬の寒さですが、10度程度でも十分ですから、戸外だと問題ないと思いますよ。
もうちょっと様子を見てみてください。6月くらいには花が咲くと思います。

回答者：ぶんた (質問から12時間後)
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この回答の満足度

とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

詳しい御説明ありがとうございました。
肥料もそんなにあげていないし、日当たりよく戸外に放任栽培なのですが・・・
去年の秋に種から植えたうえたので長くかかるのでしょうね。冬は一回しか越していません。しかもあまり寒くありませんでしたし・・・。

＞葉ばかりが茂るのは、元気な証拠です。しかし、「花を咲かせる」という行為は、「子孫を残す」ためであり、元気なうちはあまり子孫を残そうとしません。元気なうちは、来るべき危機的状況に備えて、せっせと茂ろうとします。
そこで、肥料切れの状態になると、わが身が危ないと思い、子孫を残そうと花を咲かせやすくなります。
枯れない程度に株をいじめるのも花付をよくする一員です。
＞
そうだったんですね。勉強になりました。ちょっと水をあげすぎかな？と思っていたので少しへらしてしてみようと思います。
花が咲くのは当分先になりそうですが、じっくり育てていきたいと思います。
ありがとうございました。

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