現実的には難しいと思います(無理とは明言したくない)。ですが、私が想像するに、協会や代表チームの現場は、本音で目指しているのはベスト8のラインじゃないかと思っています。
なぜなら、ベスト8になれば日本のサッカー史上最高の成績(日韓共催大会の成績を1ランク上回る)になるからです。
岡田監督が口にするベスト4は難しいとしても、常に成績を向上し続けることだけは譲ってはいけない目標だと思います。日韓大会の成績を更新するベスト8は、協会も代表チームもサポーターも大マジメで目指していかないといけないラインだと思います。
私は、現実結果は常に目標を下回る数字で表れるものだと思っています。例えば、ワールドカップ出場を目標に掲げたチームは予選敗退するだろうし、本大会のグループリーグ突破を目標にしたチームはせいぜいグループ戦で敗退だろうと思っています。
つまり、逆に言うと、ベスト8という結果を得たいなら、目標はベスト4に設定しなければいけないということです。
サッカーから話は外れますが、大リーグのイチローが毎年200本安打を打てるのは、大マジメで300本を目標にしているのかもしれません。ひょっとしたら、イチローは打率10割すら狙っているのかもしれない。
もちろん、そんな目標が実現するわけはないですが、目標をそこに設定しているからこそ、誰もが感心するようなこれまでの成績を残せているのかもしれません。200本を実際に打とうと思ったら、目標はあくまでも300本狙いです。
せっかくワールドカップ出場権を一番乗りで取って盛り上がったところなので、サポーターも今から「○位は無理っぽい」みたいな先読みをしてしまう必要はないんだと思います。
やっぱり、「出来るだけ上に行ってほしいな。できれば日本の優勝が見てみたいな」とワクワクしておいた方がサポーターとしても前向きのような気がします。
たとえベスト4が成らなくても、そのことを責めるのではなく、まずは「ご苦労様」と労ってあげればいいんだと思います。
===補足===
先ほど「日本サッカー史上最高の成績」と書いたのは、「(ワールドカップでの)日本サッカー史上最高の成績」という意味です。
日本サッカーは、オリンピックではメダルを獲ったことがありました。