ブルーマンディー症候群という病気について、教えて下さい。この病気になった経験のある方で、どのような原因でなったかや、その...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

「ブルーマンデー症候群」は、正式な病名ではありません。「仮面うつ」という言葉を作ったことで知られる初台関谷神経科クリニックの関谷透院長が名付けた症状で、「日曜日の夜に熟睡できずに、月曜の朝、スッキリとした目覚めが得られず、動悸や頭痛で会社に行けない」という不定愁訴や、月曜日に自殺者が多いとか、脳卒中や心筋梗塞の発症率が高いとか、月曜日の朝は血圧の上昇が見られるなどの現象を総括して呼ぶものです。

これより以前には、「サザエさん症候群」というものも言われていました。（これは関谷院長の命名ではありません。）
子供の頃、サザエさんが終わること＝日曜日の終わりで、楽しい時間が終わって学校に行く準備をしなければいけないことで憂鬱になった経験のある人は多いと思います。実際に腹痛や発熱が起こる場合もあります。

これらはすべてイヤなことから逃げたい、という気持ちから起こっています。ブルーマンデー症候群の場合、実際にパニック発作が起き、会社に行くことができないという症状まで進むこともあります。１週間のリズム変調が原因という説もありますが、夏休みや連休で月曜日が休みの場合には起こらないことから、学校や会社に行きたくない、という気持ちが原因と考えるほうが妥当だと思います。

心配なのは、心療内科（本当は精神科医がやっている）や精神科に行くと、ほぼ誰でもうつ病かパニック障害と診断され、薬が処方されることです。必要以上の薬を飲むことになり、薬の副作用で精神面の変調や体調の変化が起き、診断されたことで「自分はうつ病なのだ」という気持ちからそれらも病気のせいと考え、本当に病気になってしまうケースも多いのです。
医者に行く場合、薬を出せば金になる的な金儲け主義の医者ではなく、精神的に楽にしてくれる医者（話をよく聞いてくれ、理解してくれる医者）で、薬をやたらに出さない医者を選ぶことが重要だと思います。
最初に行った心療内科で、「仮面うつ」という診断を受け、強い抗うつ剤やたくさんの薬を処方されて別の症状がどんどん出てきてしまった経験があるので、不安をあおるようなことを書くのはよくないのですが、書かせていただきました。
医者は、患者が症状を訴えると、なにがしかの薬を処方しなければならないルールなので、必要以上に薬が出てしまうケースがあるのですね。

投薬治療以外の方法としては、ストレスによる自律神経の乱れが原因と考えられますから、自律神経訓練法なども有効だと思います。自律神経訓練法は簡単な方法ででき、反動などの危険もありません。
また、日曜日の夜にねつけないとか、月曜日の朝に起きられないのは、日曜日の朝に寝坊をするため（今なら土曜・日曜の生活リズムの乱れ）、当然のこととして眠くなる時間が遅くなったり、無理に眠ろうとしても眠れなくなります。土日にも多少の余裕は持ちつつも、生活リズムを崩さない工夫も必要かと思います。

あとは、気持ちの切り替えも重要です。会社や仕事がどうしてそんなにストレスなのか。イヤな先輩や上司、同僚がいるとか、仕事内容が苦痛だとかであれば、このご時世ですから転職は難しいかもしれませんが、病気になるよりマシですので、違う仕事につくことを考えてみるのも手です。
イヤなことを我慢してやっていれば、ストレスがたまるのは当然です。簡単に言うようで申し訳ないですが、「逃げ道はない」と思いこむことが、症状を悪化させる要因にもなり得ます。「他の方法もある」と考えるだけでも、気持ちが楽になるかと思います。

回答者：みけみけきょん (質問から2時間後)
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