視力がいい人は40歳を過ぎると老眼になるのはどうしてでしょうか。|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

老視はピント調節が出来なくなる目の屈折異常というか老化です．

目のピント調節は，厚さが変わる柔らかい目のレンズ（水晶体）を毛様体筋という筋肉で調節して行われます．この筋肉がゆるむと遠く側（凸レンズが薄く）に，緊張すると近い側（凸レンズが厚く）に調節されます．また，厚さが変わる柔らかい目のレンズ（水晶体）もだんだん固くなります．引っ張って厚くするので，硬くなると引っ張ってもレンズ十分に厚くならず，近いところのピントが合わせにくくなるのが老視（老眼）の仕組みです．

ですので，近視，遠視，正視にかかわらずピント調節幅が狭くなるという意味では老視はだれにもおこってしまいます．

ですが，もともと近視の方は，レンズが厚いか，目の光軸方向の長さが長くなっているかで極端に近い場所にしかピントが合わず，遠い側にピントを合わせることができないので，レンズが薄めに固定されると，少し視力が良くなった（遠くが見える）ように感じる場合があります．

一方，もともと遠視気味の方は，近いところにピントを合わせられませんから，自覚症状としてはやく捉えられるようになると言えます．

回答者：匿名内科医 (質問から2時間後)
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