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蜂蜜の殺菌作用について

蜂蜜には殺菌作用があると聞きますが、
乳酸菌を摂取した後に蜂蜜を飲んだら効果がなくなってしまうでしょうか?

  • 質問者:ミスターシービー
  • 質問日時:2009-12-20 13:25:17
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

皆様ありがとうございました。
おかげさまで安心して蜂蜜を食べれます。

濃度の問題ですから、気にすることはありません。

はちみつの抗菌作用・殺菌作用という言われ方には2つの種類があります。
①はちみつ自体の中で菌が増殖できない、という抗菌作用。
②蜂蜜に含まれる成分が、いくつかの菌に対して殺菌作用を持っていたという作用。

近年、特殊な殺菌物質が含まれていることが判ったはちみつ(マヌカはちみつ)が話題になりましたが、それが②の類で、特殊例だと考えて下さい。

主な言われ方は①です。
この場合、はちみつ自体がなかなか腐らないことから、抗菌作用があると言われるのですが、その要因は主に二つです。

その1 ; 糖度が極めて高く、浸透圧という液体の濃さを表す指標でみて、極めて水が乏しい状態にある。そのため、ふつう水がある環境でないと増殖できない菌類は、はちみつの中では増えられない。だから、腐らないということ。
その2 ; はちみつに抗菌性のある酵素群が含まれているため、これら酵素が菌類の繁殖を抑える力を持っている。これら酵素はミツバチが入れたもの。

 このように考えれば、主な要因であるその1は、水で薄めてしまえば効果が無くなることはお判りいただけると思います。
 その2については、抗菌酵素群は、おなじく一定濃度以上ないと効果を現せないため、ヨーグルトに混ぜてたべる、などの操作段階で既に濃度が低くなり、さらには胃に入れてしまうので、胃液という強酸性の液体が混ぜられると酵素の能力ダウンとなります。したがって、有用菌類である乳酸菌が入ったヨーグルトとはちみつはミスマッチと考える必要はなく、混ぜて食べるという段階で乳酸菌がみんな死んでしまうという考え方は必要ありません。はちみつに少量のヨーグルトをいれてかき混ぜておく、なんてことをすれば当然、その時活動していた乳酸菌は死んでしまうかも知れませんが、そんなコトしませんよね。

 もう一つ付け加えますと、ヨーグルトの乳酸菌も、その時増殖している段階にある菌は、胃液でかなり死にます。それでも乳酸菌食物が良いというのは、ヨーグルトに入っている乳酸菌がいろいろな段階にあるということによります。つまり、増殖を休止している段階のものから、活発に増殖しているサイクルのものまでいろいろな段階ということでで、ミソは休止期の菌たちです。休止期の菌は、外環境の変化に極めて強く、胃酸に晒されても大丈夫。腸に行って増えられる環境になってから目覚めて増え出すのです。
 細菌製剤というクスリ群があり、ビオフェルミンなどがその代表ですが、それらのクスリは、有用菌類を休止状態にして固めてあるので、胃酸で死滅することなく腸に移動し、そこで目覚めるという仕組みです。

食物としてのはちみつを大いに利用しましょう。

  • 回答者:おせっかいおやじ (質問から22時間後)
  • 6
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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それはないと思います。
ヨーグルトにハチミツをかけて食べたりしますから・・・
殺菌と言っても全ての菌を殺すのではなく、体に悪い菌を殺してくれるんだと思います。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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