口蹄疫はウィルスが媒介する病気です。
ウィルスは自身では生存できず、細胞に取り付いて活動し増殖します。
また伝染力が非常に強く、集団内、他集団への感染も非常に強い病気です。
ですから、口蹄疫にかかった動物については殺処分し、他の動物や他の集団への感染を防ぐ必要があるのです。
また集団で飼育されている牛や豚などの場合、その集団で一頭でも感染がわかれば、その集団は殺処分の対象になります。
現在ワクチン摂取による対策がとられているのも、口蹄疫の伝染速度を弱める程度のものです。
ですから口蹄疫にかかった動物の移動等も禁じられ、取引市場も閉鎖されますから消費市場に出回ることはありません。
また、口蹄疫は蹄のある動物がかかる病気ですから、人間が感染しても発症することはありません。ですから、万が一食べても危険ではありません。