あはは、野党に甘んじている現状では総裁は大げさすぎですね。
党大会に最高の権威があるのは建前としてはどの党も同じなんですが、自民党の場合は「リーダー」「最終決定者」というイメージで「総裁」となっており、一方、社会党や共産党は党大会で内部的に決定したことを忠実に執行する「(中央)執行委員会」に権力をゆだねるという考えから、その代表者を「中央執行委員長」と呼んでました。社会党から分かれた民社党も、下の意見をくむ党として立ち上げた公明党も、社会党などと同じでした。
そのうち「委員長」という語感が古いということと、内部(党員)の決定を執行するという考えではなくて外部(国民全体)に向けて訴えるという意味で、新自由クラブなどがより中立的な「代表」を使い始めました。その後にできた党では「代表」が主流となり、社会党も社民党に変わって「代表」同様に中立的な「党首」になりました。現在、「委員長」を維持しているのは主要政党では共産党だけになりました。