残念ながら、何処に住んでいても作られない本は買う事が出来ません。
既に、次期の新連載の編成会議を経て、漫画家の下には、
「学生が主人公の作品・学園物などは控えて行こう」という方針が伝えられて居ます。
また、今回の法案では
「漫画家の為のルールブック」と言うパンフレットが印刷され、配布されます。
漫画家は、その中にある規則に従って漫画を書かなくてはなりません…が、
創作活動に普段から悩む漫画家が、細かい内容に心を砕いて連載…と言う事は難しく、
某富樫氏のように筆を折る・または折る事に追い込まれる方も出るでしょう。
また、その「ルールブック」が定める範囲は、「アダルト行為」以外にも「犯罪・暴力」も含みます。
又、バナナを食べるシーンも、食べ方によっては猥雑物として判断される、と言う解釈を都が一時発表するなど、運用の範囲はありとあらゆる範囲に拡大する、と見なされています。
結果として漫画家は、「いつ自分の本が発禁になり、仕事を失うか判らない。首根っこを都に教え込まれて執筆をするかのような状況」になっています。
「都に対して、風刺の一つも書いてやりたいが、それで発禁になったら適わない…いいやり口だよ」
この一言が、全てを物語っているのではないでしょうか。