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質問

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係助詞「や」の結びに関する質問です。以下の一文の「まし」が終止形である理由を、どなたかご教授ください。

「…幼き御ありさまのうしろめたさにことづけて、下りやしなましと、かねてよりおぼしけり」
引用文は、『源氏物語』「葵」からです。

一般的に、係助詞「や」の結びは連帯形であると教わります。
しかし、わたくしの古語辞典で、「下りやなまし」の「まし」が終止形になっておりました。
この「まし」が係助詞「や」の結びの語であるならば、終止形ではなく連体形であるはずです。
どうして、ここでは終止形となっているのでしょうか?

[補足]
「しやせまし、せずやあらましと思ふことは、おほやうはせぬはよきなり」
という徒然草の一文の「まし」は辞書では連体形となっておりました。
わたくしには、この二つの文が、係助詞「や」を「まし」で結ぶという、同じ構造の文に見えます。
それなのに、どうして片方の「まし」は終止形であり、他方は連体形なのでしょうか?
よろしくご回答のほど、お願い申し上げます。

  • 質問者:子分
  • 質問日時:2012-11-24 11:48:34
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