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質問

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岩波文庫、柳田国男著の『狐猿随筆』を読んでいるのですが、その本のp52にある文章に「西洋の昔話でいうミルクメェドのような空想力」とあるのですが、このミクルメェドというのはいったいどういうものなのでしょうか。

  • 質問者:くろねこ
  • 質問日時:2014-08-27 08:46:03
  • 1

文学大好きです。
イソップ童話の一つに、 
The Milkmaid and Her Pail
と言うタイトルの物語があります。
ミルクメイドと言うのは、牛の乳搾り作業に従事する少女、女性
のことで、牛を飼う農家の奥さんだったり娘さんだったりを
イメージしてください。
ここでは、娘さんだとしましょう。
娘さんはたくさんのミルクがとれ、それをPail(ミルク桶)に入れて
頭の上にのせて運んでいました。

このミルクが売れたらたくさんの鶏のたまごを買うことを空想します。
少なくとも、300個のたまごが買える、
そして、少なくとも200個のたまごが孵り、
雛がうまれ、その中のいくつか、少なくとも50羽は親鳥になり、
親鳥になる頃には、鶏肉として売れば高く売れると考えます。
その結果、たくさんのお金を得ることができるので、
新しいドレスが買えることを期待します。
新しいドレスに身を包んだ娘さんは、
たくさんの殿方にプロポーズされることを期待します。
しかし、自分はつれなく、ツンとして、お断りする
そんな場面を空想したために、ミルクを運んでいる頭をゆらした。
その途端、ミルク桶の中のミルクをこぼしてしまった。

こんなお話です。
空想力がすごいのは良いことですが、
このお話は日本の とらぬ狸の皮算用 と同じ教訓を伝えていますよね。
これで、狐猿随筆の文章は 意味がつながりましたか?

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

丁寧でかつ分かりやすい回答ありがとうございます。まるで在りし日の学校の講義を受けているようでとてもためになり、文章の意味がやっとつながりもやもやが晴れました。まだ期間が残っていますが、締め切らせていただきます。

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