味噌が、今の日本では縄文時代からあったとされているので、味噌が最も古くから日本で使われていた調味料ではないでしょうか?
醤油のルーツは古代中国に伝わる「醤(ジャン)」という説が主流のようです。
果実、野菜、海草などを材料にした「草醤(くさびしお)」、魚や肉を使った「魚醤(うおびしお)、肉醤(ししびしお)」穀物を原料とする「穀醤(こくびしお)」穀物を原料とする「穀醤(こくびしお)」など、種類は豊富にあり、その中から米・小麦・大豆を使用した穀醤が日本に伝わったという説が有力のようですよ。
魚醤も、日本の漁村では今でも作られています。
文献に登場するのは、大宝律令で、宮内庁の大膳職に属する「醤院(ひしおつかさ)」で大豆を原料とする「醤」がつくられていたとされています。
このことから、醤油は塩よりもずっと新しい調味料ということになります。
酒においても、稲作と同時に中国から伝わった説が有力視されており、中国の稲作で確認されているものが1万2千年前ということから、ルーツは中国とされているようです。
酒が日本にいつ、どのようにして伝わったかは解明されていないと思います。
魏志倭人伝で倭人が酒を嗜んでいたとされる文面がありますが、酒の文化があったというだけで、この頃から酒文化が始まったという訳ではないようです。