シミが気になってます・・。市販の化粧品じゃ何使っても効かないっていうけど本当でしょうか？やはりレーザーしかないのでしょう...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

「しみ」というものにもいろいろな種類があります。

たとえば、いわゆる「しみ」には、老人性の色素班、肝班、そばかす、遅発性大田母斑（ＡＤＭ）、炎症後の色素沈着、などがあると思います。

老人性の色素班：早い人では２０代から生じます、頬骨周辺などに点状あるいは島状に生じます。よく年寄りじみなどとも言われます。色が極めて薄く、平坦なものは市販の化粧品でも効く場合があると思いますが、僅かでも隆起していたり皮膚が厚くなっていたり、色の濃いものは、レーザーでないと除去は困難でしょう。美容外科や美容皮膚科で処方しているトレチノインというビタミンＡの誘導体を美白剤と一緒に使用すると有効かもしれません。

肝班：女性ホルモンの影響で生ずる、あるいは刺激によって生ずるなどいろいろな意見があるようですが、頬骨上に薄く褐色調に広がりを持って生じます。これに対しては、レーザーは禁忌といわれています。最近だと、トランシーノという内服薬が市販されています。根気よく数ヶ月に渡って使い続けると効果が出る場合が多いようです。トランシーノの成分の中で、肝班に実際に効果があるのはトラネキサム酸という成分のようです。

そばかす：子供の時から、鼻の上や目の周囲に生じます。遺伝的なものなのですが、レーザーも効果があるようです。

ＡＤＭ：肝班と同じような位置に生じますが、こちらは点状でやや色が灰色がかっていることが多いようです。これは、色の正体であるメラニン色素の存在する場所が、やや深い位置にあるためのようです。これに対しては、化粧品はまったく効果がありません。レーザーによる繰り返しの治療が必要でしょう。

炎症後の色素沈着：怪我をした後などに生じる色素沈着です。これに対しては、一番の治療は、紫外線を当てないようにして、刺激を少なくして、時間が過ぎるのを待つのが一番良いようです。トレチノインと美白剤の併用も効果があるでしょう。

以上長々と書きましたが、どの「しみ」も紫外線で増強する可能性がありますから（ＡＤＭは除く）外出する際は、紫外線対策をしっかりとお願いします。
また、どのようなしみかは、美容外科や美容皮膚科での診断が必要と思いますので一度診断だけでもしてみると良いでしょう。

一般の皮膚科の先生は、残念ながら「しみ」に対する経験が少ないと聞きますので、美容系の先生の診断のほうがいいのかもしれません。ただ、それも、先生の経験に左右されそうですし、また、正しい診断がされて適切な治療がなされても、効果は個人差がありますので、誰もが同じように治療できるとは限りませんので、「しみ」が改善されればラッキーぐらいに考えて治療するのが良いでしょう。
また、上手く治療できても、しみが完全になくなるとは限りません、薄く残る事も多いので、過度な期待は禁物だと思います。

回答者：のんびり (質問から35分後)
2

質問

ベスト回答

回答

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ