選挙で 本気で都民、県民の健康を守る政策をする人や政党に
一票を投じることが 回り道でも一番いいと思います。
今回、都立墨東病院の産婦人科医師の給与が(募集の時点で)
年収600~700万円だと聞いて 本当に驚きました。
いくら公務員だと言っても、労働基準法なんてどこにある?と言わんばかりの
産婦人科医を それもER指定の病院に雇用するのに、
その給与はないです。
人間、もっと安い賃金で働いている人もたくさんいますが、
産婦人科医のリスクは、夜も昼もない勤務態勢と、
病気ではないからこそおこるトラブルにたいして
訴訟を起こされるケースが 他の科の医師に対して
圧倒的に多いことです。
民事裁判の被告という肩書を背負って仕事をすることが
どんなにストレスか、想像が付きません。
また、東京で暮らすのに、年齢にもよりましょうが、その給与では
子どもの教育にも困ると思います。
勤務医は 学会費や学術書購入など、
自費での高額な持ち出しが多く、それは税金の還付の対象にもならないからです。
家族と一緒にいる時間は減らされ、体を酷使し、訴訟を起こされることも多く、
さらに他の職種や 他科の医師よりステイタスが低かったら、
心身ともに疲弊しきってしまうでしょう。
産科医不足の原因は根深いと思います。
誰が大ナタを振るえるか。結局はトップです。
トップの考えを変えるか、トップの首を挿げ替えるか、
東京に関しては、もうそこまで来ているのではないでしょうか。
私の県は、まだましです。