発声法が違います。
正確には共鳴法が違うのです。
基本的には喋り声と歌声は同じであるべきですが、全然違う場合、原因は2種類あります。
1.ソプラノで非常に高い声で歌う人は普段からそんなに高い声を出していては疲れるので、あまり共鳴しない低めの声を出しています。
正しい共鳴法で声を出すと、喋り声とはかなり違って聞こえます。
よく、オペラ歌手の声を裏声だと思っている人がいますが、それは間違いです。
2.合唱をやっている人で、息を混ぜた歌い方に慣れてしまっている場合。喋り声と歌声は違うものだと思い込んでいて、声帯の振動を変えてしまっています。これは実はあまり良くないことです。
クラシックの歌手でない場合、喋り声と歌声はできるだけ同じ方が声帯のためには良いのです。