少し資料は古い内容がありますが、基本的に内容は変わりませんのでご参考にしてください。
●2002年国内売り上げ30位、約70億円
●ツツジ科スノキ属の数種の総称
●サプリメント用にはビルベリー種(和名:ヒメウスノキ)を使用
●ビルベリー種は食用種よりアントシアニン色素が多い
●アントシアニンは抗酸化作用を持ち、眼の網膜の感光色素ロドプシンの再生に関与するといわれている
●ビルベリー果実の経口摂取は糖尿病性又は高血圧性網膜症による網膜の損傷の改善に恐らく有効
●果実の経口摂取は夜間視力向上に恐らく無効
●その他の目的での果実又は葉の使用は信頼できる情報は不十分
●実の適量摂取は恐らく安全
●葉の長期大量摂取は恐らく危険
●米国ハーブ協会では果実についてはクラス1で「適切な使用はほぼ安全なハーブ」とされ、葉についてはクラス4「分類のための十分なデータが入手できないハーブ」とされている
●薬事法で、果実は「医薬品的効能効果を標榜しない限り食品として認められる成分本質リスト」に収載
その主成分である「アントシアニン」については以下の情報があります。
●植物の花、果実に存在する色素で、水溶性。リンゴ、スモモ、ぶどう、イチゴの果皮、朝顔、アジサイ、ブルーベリー等に含まれる赤紫色を呈する色素
●視覚機能改善、抗潰瘍性、抗炎症作用等の動物実験、臨床試験報告がある。ビタミンP(ルチン)と類似作用を持つことでビタミンCとの共同作用として活性酸素の消去、視力回復、白内障や眼精疲労の制御、老化防止、抗潰瘍活性・抗炎症作用の増強等も期待されている
●ブルーベリーはハーブ薬剤として葉が利用し、野生種のビルベリーの葉は米ハーブ製品協会クラス4(分類するための十分なデータがない)に区分され、慢性的過量による副作用の可能性について結論が出せない状態
以上から一定の有用性は認められると考えられますが、あくまでも食品ですので効能効果というのは大きくは期待できません。
その点では一度眼科で診察を受け、その補完的な食品として摂取されるのが言いかと思います。
目の衰えというのがどういうものか科学的に見てみないと、原因が分かりかねます。食品に単純に効能効果を求めるのは、しないようにしましょう。