戦後の復興期、その後の右肩上がりが長く続いた時代の体制、組織で来ているのが今の日本の政治、行政だと思います。過大な借金、不要な多くの道路、無駄な多くの特殊法人、官僚の腐敗、教育の低下、道徳観念の欠如、社会補償問題等々全てがなすがままで、一向にいわゆる抜本的改革をしないまま先送りして来たツケがこのような環境になると無力を露呈していると思います。
悪い例えですが、私はアメリカのビッグ3ではないが、一度潰れてゼロからやり直さないと回復不可能なところまで来ているような気がして仕方ありません。あれ程絶対多数で「総理・総裁」を選んでおきながら、3代続けて直ぐに造反してしまい、党の総力を挙げて国民のため、日本のために頑張ろうとする姿勢の全く見えないこんな政治家は全員要りません。こんな政治家を選んだ国民も悪いが、こんな程度の政治家しか立候補しないのだからどうしようもありませんね。
政治家と官僚は、少しでも悪いことをしたら即首にするほどの厳しい仕組みにしない限り日本は良くならないと思っています。投票率が50パーセントも行かない選挙が続いている国民にも大きな責任があります。正しくきちんと政治をしてくれる能力があるならば、議員数を大幅に減少させた上で、報酬は2億でも3億でも良いと思っています。その代わり、悪の温床になる可能性の極めて高いパーテーだの寄付金だのは全て禁止すればよいのです。
企業や事業主は営利を目的としているわけですから、決められた税制の中で、脱税をしない限りいくら利益を上げても良いと思います。従業員もそれなりに処遇されるのですから、消費も進むでしょう。このような優秀な企業により今の日本が支えられていると言っても過言ではないと思っています。正当な努力をしたもののみが報われる社会が一番良いのではないでしょうか。
今、出産手当の42万円への引き上げが報道されています。私は、馬鹿げていると思っています。そんな一時金欲しさで子供を作るのではない筈です。同じことを何回繰り返せば気が済むのか、少子化の原因はもっと根本的なところにあるのです。もっと遡れば、日本の学校と家庭の教育の間違いがこんな形で表面化してきているので、この問題は極めて根が深く大変だと思っています。少子化大臣を設ければ子供が増えるならば、この大臣を10人任命したらよいのです。ちっともわかっていないと呆れるばかりです。
悲観的なことばかり云っても仕方ありません。せめて自分だけでも、家族だけでも、回りの人たちと一緒に真剣に考えて真面目に生きて行きたいと思っています。