昭和天皇の発言で印象的だったものに「雑草という名の植物は無い」というものがありました。
ろくに草も生えない地域に住んでいる者なので、正直、羨ましい悩みだと感じたのが第一印象です。自宅だけでなく、周囲にも自然が豊富でなければ種子は飛来しないので、意図しない植物でも育つ環境は自然が豊かな証拠でもあります。
もっとも、自宅に庭があれば目的外植物を排除したい意識は理解します。農薬を使うと残したい植物にも影響がでますので、当面はまめに抜き取るしかありません。勤務先は土建屋なので現場に防除シートを貼るのですが、これでは黒いビニールみたいになり、美観上は誰も賛成しないでしょう。
私見では、熱湯案は賛成できません。土壌を加熱するため、長い目で見れば土地を痛めます。陶磁器が土を焼いた物であることからも、加熱の変成は理解できるものと思います。
仮に、もし私の庭だったなら、徒歩や自転車・自動車などの通行に多用しない場所は芝生を植え、通行部は大きな石を置くか小石を敷き詰めることでしょう。石の上にはほぼ生えませんし、芝生を植えると先に他の植物が繁殖していることから、他の植物の繁殖抑制につながります。もちろん、芝生の中にも予期せぬ植物は生えますが、土のままよりはマシという意味で「抑制」です。