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先日、タイでデモが過激化して国際会議が中止になりましたね。
前は空港が封鎖されるなどの事件もありました。

赤いシャツのデモ隊と黄色いシャツのデモ隊ではそれぞれ指示する政権が違うようですが、あそこまで過激化してしまった原因などはあるのでしょうか?
政治的な背景などを教えてください。

  • 質問者:パタヤビーチヘヨウコソ
  • 質問日時:2009-04-14 00:10:15
  • 18

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過激になってしまう原因は政治的というより、まだタイランドが貧しいという事かと
思います。
20年前に比べ、僧侶の数が目に見えて少なくなり、経済もかなり良くなってきた
とは言っても、バンコクを訪れれば、まだ物乞いをしている人をよく見かけます。

黄色→反タクシン派(現政府支持)
赤色→タクシン派(現政府不支持)
に分かれます。

タクシン・チナワット氏は第31代首相に就くや売春禁止、一村一製品運動を始め
タイの経済政策をテコ入れし、かなり実績を上げました。
特に麻薬売買を厳しく取り締まったことに拠り、麻薬が元で疲弊していたタイランド
を生き返られたとの評価が高いです。

しかし、一方で不正献金を始め汚職が次々と暴露され、終に軍に拠る
クーデターが2006年に起こり、海外への亡命を余儀なくされました。
この辺はウィキがよくまとまっていると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88

しかし、タクシンが貧者拠りの政策を打ち出していた為、貧困層を中心に彼を支持
する声は後を絶ちません。
タクシン自身は亡命していますが、国内には彼の息がかかった政治家も多く
返り咲きを狙って活動していると言われています。
今回の暴動はその一環と思われます。

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回答ありがとうございました。

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