私は「ロッキー」も好きですが、スタローン主演作では81年公開の「ナイトホークス」が1番です。
以下、某Siteに投稿したReviewを転記します。
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★27年ぶりに観たのだが、開巻Keith EmersonのThema曲が流れた途端、緊迫感漲る!
スタローン主演の刑事物って「コブラ」「デッドフォール」「刑事ジョー/ママにお手あげ」「デモリションマン」など数々あるが
この作品でのスタローンの見た目のカッコ良さは格別。体はShapeされてるし、髭面は何時に無く精悍。
それでいて、変に意気込んでカッコつけてる訳じゃないから、好感が持てる。
更に気に入ったのは、リンゼイ・ワグナー演ずるカミサンとは離婚しているはずなのに、左手の薬指には結婚指輪が...
元々、「A.T.A.C.」というTitleで公開される予定だったのだが(テロ対策特殊部隊の略)
何故か「Nighthawks」っていう意味不明なTitleに変更させられた曰くつき?の作品である。
劇中、Discoでウルフガーを見つけて追っかけるSceneでの、スタローンとビリー・ディー・ウィリアムズCombiの
余りのアホさ加減にイライラしてしまうのですが、まぁ映画ですからあそこでワルが捕まっちゃぁ話になりませんわな。
Actionそのものは公開当時(81年)としてはそこそこ、今観れば、結構ショボイ。
Terrorist絡みの作品だからと言って「ダイ・ハード」辺りと比較しちゃいけません
(それにしてもこの作品の僅か7年後に撮られた「ダイ・ハード」ってやっぱり凄い作品なのね)。
でもルトガー・ハウアー(B'zの稲葉に似ているよね、この頃は。え?!似てないですか??)のTerroristぶりは見事。
アラン・リックマンの守銭奴Terroristとは違って、テロ行為に生き甲斐を感じている正真正銘の無法者ですから。
彼にとってのHollywoodにおける最初で最後の名役柄と私は思ってます。
そして何と言っても、一世を風靡したProgressive Rock Band Emerson, Lake & PalmerのPianistが
Produceした音楽だけのことはありますよ(この作品以降、精彩を欠くのは至極残念だが)。
今回DVDで27年ぶりに観た私にとって、Storyの細かい部分は完全に忘れていたけれども、このThema曲だけは
口ずさめましたから。