大学時代に心理学専攻でした。
mmさんは以前休職したようですが、休職中にどのような過ごし方をしていたのかも大事になってきます。
「何も考えないようにしていた」みたいなことを書かれていましたが、そういう過ごし方だけでは、うつを克服するためにはやや不十分だったような気がします。
「攻めの休職」という表現がいいのか分かりませんが、治療は受けていたのでしょうか。自分のストレスになっている原因がなんなのか考えて、その原因をなるべく遠ざけることも大事です。職場復帰前に、自分のうつを理解してくれる人間関係を少しでも増やしておくような対策も必要だったのではないかと思います。
前回に休職した判断そのものは正しかったと思いますが、休職中の行動がやや内に向きすぎて、まずかったのではないかなと思います。
うつ病の知識が無い人がいきなりうつになったら「何も考えないようにすれば治っていく気がする」と思い込んでしまうのは、ある程度は仕方ないかもしれません。
しかし実際は、なにも具体的に動かずにただ「考えないようにする」だけでは決してうつは好転しません。よくてもせいぜい現状維持で、そのまま職場に復帰すれば再発の繰り返しで同じ所をいつまでもどうどう巡りという事にもなりかねません。
ここはぜひ、もう一度休職を申し出て、今度こそ休職中の過ごし方に気を配って有効に過ごすことだと思います。
まずは休職中に心療系医師か臨床心理士に定期的に通うこと。他にも、自分と同じうつの悩みを持っている仲間と知り合うことなどが考えられます。
同じ悩みを持つ人は、あなたの一番いい理解者になりうるはずです。そういう人間関係を休職中に少しでも増やしておくことです。
うつ病の治療でも、アルコール依存症やひきこもりの治療でも、「エンカウンターグループ」という手法が用いられることがあります。同じ境遇の患者が集まって、お互いの悩みを話し合う集まりのことです。
「自分だけじゃなかったんだ」と安心することで精神を安定させようという試みです。
mmさんが医師や心理士に相談すれば、うつ病のエンカウンターグループも紹介してもらえると思います。
休職期間でこのように計画的にうつに対応する体制を整えることです。
そして、いよいよ職場復帰できたときには、負担の少ない部署や就労時間にしてもらえるように会社や上司に相談してください。
いきなり健康な人と同じ勢いで仕事を背負うとまたパンクします。
うつ病の回復時には「慣らし運転」の期間がどうしても必要なので、負担が軽い仕事から始めて、徐々に慣らしていくようにして下さい。