例えば、ビールを飲むため、だと思います。
梅花力という発想があり、風をふかせ雪をふらせ、年月のスタートをきめ、自然や物事全てを存在させるのは、みな梅花力である、と 『正法眼蔵』にあります。
これは基準が任意のものだと言っているのではないような気がします。
強い人間原理は宇宙と人間が無関係ではないことを主張しますが、日常言語の範囲内でこの考え方は全然嘘ではない。
明日は晴れ、という程度に正しい。
連休は休むためにあります。
ペットはかわいがるために存在します。
われわれに定義付けられる宇宙は生活の外側に漠とした空想として存在しますので、普段は意識されません。特に寝起きや仕事中は存在しないも同然です。
また夜になって意識したところで漠としてつかみきれません。
そこで「ま、とりあえずビールでも飲むか」となるわけです。
本職の宇宙飛行士以外にとっては、宇宙とは酒のつまみではないでしょうか。