条件を設定する必要があります。
日本の国債を世界中の投資家が購入するという前提であれば、世界に2京円のマネーがあるそうですので(真偽は知りません)、2京円+2京円を担保にして借り入れた資金(掛け目80%としましょう=1.6京円)=3.6京円まで、計算上国債を発行できることになります。ただ、世界中のすべての投資家が全員目いっぱい借金をして、全員がその全財産を日本国債で運用するというのは現実離れしていますので3.6京円まで発行できるといのは大きすぎると思います。
一方、日本国債をすべて日本国内の投資家が購入するとした場合、個人の金融資産が1400兆円だそうですから、そこまでは無理なく発行できると思います。また1400兆円を担保に掛け目80%で1120兆円の資金を調達し、これを国債に向けることもできるでしょう(調達金利<国債金利)が前提ですが。そうすると、2520兆円までは、何とか国債を発行できるのではないでしょうか。
ただし、調達金利<国債金利ということは、銀行借入れよりも国債金利が低いということ。つまり、日銀より市中銀行の信用度が高いということです。
ですから、1400兆円までは発行可能。ただし、これを超えると日銀の信用=日銀券の信用が凋落。円が暴落し、日本はハイパーインフレということになるのでは。
かなりいい加減な計算ですが、日本国内に限ってもまだ発行するのりしろはあると思います。さらに発行するのであれば、日本が政治、経済において世界で一目おかれる存在になる必要があるでしょう。