「政権交代」のイメージが、堕落した自民党政治に終焉をもたらしたのですが、交替するべき政党のイメージ票が、全て民主党に流れていった感があります。ネットのニュースによれば、先の「郵政民営化」選挙の時の太陽君のように、政治経験もなく、政治的な思想的な背景もなく、ただ選挙リストに名前を連ねていて、期せずして比例代表で当選したヒトもいたと報じています。
民主党に報じた票は、誠実に国民のことを思い、今後汗をかけるヒト、実力を兼ね備え、将来的にも、保守的でドラスティックな改善を好まない官僚に対して、明確な政策立案と政治手法により、国民を導いてくれることを期待して、票を投じたのであります。
民主党は、民主党から100人の議員を政府に送り、大臣、副大臣、政務官として政治手腕を発揮するという。でもでも、民主党に、そのような明確な政策意図と政策立案能力と政治的リーダーシップを持った方が、100人いるとは思えない。いいや50人いるとも30人いるとも思えない。
結局、鳩山、小沢、前原、菅、岡田などの幹部政治家が、兵隊さんたちを叱咤しながら指導していくのでしょうけど、それを具現化できるヒトがどれほどいるかはななだ疑問です。
多くの期待はせず、お手並み拝見ということで、子育て支援の手当とガソリン税の廃止など、身近なものから一つ一つ、実現することから、始めればよいと思います。
自民党も、下野したからといって、国民のために、誠実に対応してほしいと思います。
でも、民主党と社民党と国民新党とで、あれだけの隔たりがありながら、政策協力ってできるのですかね。
===補足===
ご丁寧なお礼のコメントありがとうございます。
政権政党として未熟であったとしても、政権を実行するべき与党がその責任を持つことは当然です。国民としては、できることを着実にすすめてもらうこと、国民に理解できる形で説明責任を果たし、透明性のある政策を実行してもらうこと、を期待したいと思います。
民主党の政権公約では、財源が明確でなく、現在公表されている内容からすると、新たな財源の捻出は相当困難と思われますが、無駄を排除し、可能か限り公約実現に向けた努力を期待したいと思っています。