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質問

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ヌーボーを作るワインメーカーでは、
ヌーボー用キュヴェを他キュヴェを別けて醸造するのですよね?

その場合、ヌーボー用の葡萄は通常キュヴェのそれより劣ると考えてよいですか?

  • 質問者:hkkk
  • 質問日時:2009-11-19 03:38:04
  • 0

根本的に「発酵」の方法が異なり、
ヌーボーの場合、「マセラシオン・カルボニック発酵」と云う方法で作ります。

キチンと説明すると、書ききれませんが・・・・・
1 潰さない葡萄をそのまま樽にどんどん押し込みます。(現在はステンレスのタンク)
2 すると、下の方の葡萄は自然に潰れて果汁が出て酵母菌の影響で発酵します。
3 発酵すると云う事は、CO2が発生し、次第に樽全体にそれが充満します。
4 充満した炭酸ガスが果皮の細胞膜を破壊し、赤い色素のアントシアニンが出ます。
5 潰れていない粒の葡萄内ではリンゴ酸が分解し、琥珀酸やアミノ酸なども発生します。
6 その後、粉砕しプレスし、果汁のみ発酵させます。

確かに通常のボージョレに比べ、タンニンは少なく、
発酵過程で二酸化炭素が酸化を抑えるのでフレッシュ・フルーティーで、
まろやかな分、ライトに感じるかも知れません。

つまり、根本的に製法も、用途・目的も違います。
「劣る」とか「劣らない」とか言う感覚とは違うと思います。

私が買っているヌーボーは、
仕上がって出荷するまでの間、出来るだけ通常のワインの様に寝かせる事で、
少しでもコクを増そうとしている。
そこが他社とは違うと、ネゴシアンの経営者が言っていました。

因みに
マセラシオン・・・漬け込む
カルボニック・・・二酸化炭素
の意で、
「炭酸ガス浸潤法」とも言います。

  • 回答者:ボージョレは、白もロゼもあるよ! (質問から57分後)
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この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ありがとうございました。

methode tradicionalでのbeaujolais nouveauはないんですか?

それと、
macon village nouveauもマセラシオン・カルボニークですか?

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