10代の頃の話です。
アルバイトの最中になんの前触れもなく急に肩が重くなりました。
異常な重さでおさえられている感じでした。
なんとなく変な感じがしておかしいな~と思っていたのですが、
ちょうどその時間に飼っていた犬が亡くなっていました。
あいさつに来たのかなあと思います。
もしかしたら、行きたくなかったのかもしれませんね・・・
あるお寺の座敷で他の皆さんが来るのを待っていた時のことです。
そこには私一人しかいませんでした。
障子を隔てた隣りの部屋で、ざわざわざわざわ・・・・
大勢の人が話すような声が聞こえてきました。
「あ、皆さん来たんだな。何でこっちの座敷に来ないんだろう?」
そう思って障子を開けたら、急にシーンとして誰一人いませんでした。
障子を閉めて座敷に座ると、またざわざわざわざわ・・・
皆さんが集まって談笑しているような声が聞こえます。
でも、障子を開けるとやはり誰もいません。
本物の皆さんが来るまで何度もそれを繰り返しましたよ^^;;;
そのお寺では、本堂で一人でお経を読んでいると、
いつも姿の見えない何人かが唱和していましたね。
声だけがはっきりと響き渡るんです。
田舎の、ごく普通の仏教寺院での話です。