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狂犬病って人と犬にしかうつらないのですか? 教えてください。

  • 質問者:ようこ
  • 質問日時:2008-07-31 19:07:23
  • 0

全ての哺乳類に感染します。
吸血コウモリのいる地域ではコウモリが感染源になることも多いです。

  • 回答者:カリシ (質問から10分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答ありがとうございました。地域によって感染源となる動物の種類が異なるのは面白いですね。

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新たにご質問を頂きましたので、知る限りの範囲で回答致します。2000字制限がありますので、前文を削除しました。やや専門的になりますが、ご容赦ください(誤認・誤解・無知があるかも知れません)。

ご質問
①哺乳類以外の動物が感染する可能性があると思われる根拠となる資料はございますか。
 狂犬病ウイルスは、分類学的には、インフルエンザや麻疹などと同じマイナス一本鎖のRNA遺伝子をもったモノネガウイルス目、ラブドウイルス科(Rhabdoviridae)、リッサウイルス属(lyssavirus genus)に分離されます。しかし、固有単一ウイルスではありません。もともとは、genotype1が狂犬病ウイルスといわれてきましたが、亜種がいくつも発見されています。したがって、将来、類似のウイルスが発見される可能性は高いといえます。これまでのところ、狂犬病ウイルスおよびその関連ウイルスは、genotype1に加えて、Lagos bat virus、Mokola virus、Duvenhage virus、European bat lyssavirus type1、European bat lyssavirus type2、Australian bat lyssavirus )の7つに分類されています。
 Genotype1がいままでよく知られていた狂犬病ウイルスですが、Lagos bat virus 以外のリッサウイルスは、ヒトに狂犬病様の脳炎をおこすことが知られていますので、広義における狂犬病ウイルスといえます。ヒトも動物も、狂犬病に感染した動物による咬傷を含めた接触(後述)により、ウイルスはその咬傷・接触部位の筋肉内でまず増殖し、続いて運動神経末梢及び知覚神経末端に侵入します。そして、ウイルスは上行的に、末梢神経、脊髄へと移動し、やがて脳にまで達します。脳に達したウイルスは、そこで爆発的に増殖します。増殖したウイルスは、神経を下行して全身に広がり、他の部位でも増殖し、唾液、血液や角膜中に多量に見られるようになります。
 したがって、こうした臓器・生体特性をもった生物への感染可能性は否定できません。おそらくは、広義狂犬病ウイルスが生存・増殖できる生体タンパクがあれば、感染し増殖する可能性はないとはいえないでしょう。これまでのところ、齧歯類の感染が報告されています。

②咬傷以外の感染経路は何ですか。
 広義狂犬病は、広義狂犬病ウイルスを保有する生物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入、および極めて稀ではありますが、濃厚なウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症です。感染は咬まれること以外にも、以前にできた創(そう)(傷)をなめられること、コウモリのいる洞窟内に漂っているウイルスを吸入すること、感染動物の死体を扱う時に組織粉を吸入することなどでも発生します。また、脳炎で死亡した人から摘出した角膜の移植を受けて感染した例も報告されています。

③ヒトからヒトへの感染例は、ヒトがヒトを噛んだのでしょうか。
 一般に広義狂犬病ウイルスは、感染力が弱く、空気感染は希といわれていますが、ヒトがヒトを咬んだことでの感染例はないと思います。しかし、レベル3ないしレベル4の感染症ですから、被感染者がヒトを咬むことで感染する可能性は高いといえましょう。
 ヒトからヒトへの狂犬病の感染例は、上述した狂犬病患者からの角膜移植の症例が有名ですが、その他の臓器移植でも感染が報告されています。臓器移植による狂犬病の感染としては、角膜移植による事例が5カ国で8例報告されていますが、実質臓器の移植によるものが2004年にアメリカのベイラー大学メディカルセンター(BUMC)で報告されています。とても重要な症例なので、やや詳しく記述したいのですが、字数制限があり無理です。

 ご質問に関連した文献はたくさんありますが、こちらも字数制限で記述できません。
永田伴子・吉川泰弘「実験感染マウスにおける狂犬病ウイルスの経時的広がりとその分布」『日本獣医学雑誌』54巻2号、1992年。
 小野悦郎・富岡幸子・田原口智士「仮性狂犬病ウイルスの遺伝子発現調節因子と神経病原性」『福岡医学雑誌』第98巻第10号。
が参考になりました。

  • 回答者:oniwani (質問から2日後)
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

いくつか回答をいただいて、少し自分でも調べてみましたが、自分では探しきれなかった疑問点がいくつかあるので教えてください。
①哺乳類以外の動物が感染する可能性があると思われる根拠となる資料はございますか。
②咬傷以外の感染経路は何ですか。
③ヒトからヒトへの感染例は、ヒトがヒトを噛んだのでしょうか。

再度のご回答ありがとうございます。
①について、この質問をしたのはウイルスによって感受性のある生体・細胞が異なるのではないか、狂犬病ウイルスは哺乳類の細胞にのみ感受性があるのではないかと思ったからです。
ウイルスが増殖できるのはたんぱく質ではなく細胞内遺伝子ということで宜しいでしょうか。
②、③について、前回のご回答を忘れてしまいましたが、一般的には犬や野生動物に咬まれることによる感染に気を付けていれば良いのではないかと感じました。
詳しくお答えいただきありがとうございました。

他の方の仰る通りなのですが、
ご自分でもきちんとしたソースを調べて、確認されることをお勧めします。
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/20_rabies.html

  • 回答者:があ (質問から4時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答ありがとうございます。いろいろ勉強になりました。

他の方の回答にあるとおり感染しますし、人の場合発症したら、まず限りなく死に至る確率が100%で、今のところ対処方法としては、事前のワクチン接種しかありません。

  • 回答者:ヒロミナ (質問から2時間後)
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やや参考になりました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

人と犬以外の動物について知りたかったので質問させていただきました。ありがとうございました。

噛まれたら大変なので、それで注射を打ってる意味が理解されてない。。
人間にもうつりますよ!
当然、他の哺乳類のすべてにうつります。

訂正:犬も狂犬病にかかり、死亡までいたります。
 あと、犬だけが感染源ではなく、大体の野生動物が媒体となる危険性が大との事です。
 犬が一番の感染源となるの事と、人間が感染した場合に、犬のような感じの症状になるそうです。
 また、他の動物についても、かかると死亡にいたる場合がほとんどとの事です。
以上、間違い部分を訂正させていただきました。

私もかなりの勘違いをしてました。

  • 回答者:とむ (質問から2時間後)
  • 0
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回答ありがとうございました。
お礼コメント

質問を読んでいますか? 人と犬にうつることは知っているのですが。他の動物はどうなのかを知りたかったのです。

なぜ他の哺乳類の全てにうつることが当然なのですか?
最後の文が理解できないのですが、犬は狂犬病を発症しないということですか?

再度の回答ありがとうございました。

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