1つ。Windows起動時に一緒に立ち上がるソフトが多すぎる(常駐ソフトが多い)
2つ。パソコンのメモリの容量が少ない
1つめの常駐ソフトとは、Windows起動時に一緒に立ち上がる
普段画面に出てこないけど裏でスタンバイしているソフトのことです。
デスクトップに何も表示されていない状態でも、
その常駐ソフトの動く数が多ければ多いほど起動時間は長くなるということです。
まず、対処方法のひとつとしてですが、不要なソフトはすべて削除してください。
スタート → すべてのプログラム を見てください。
どうでしょうか。購入してから一度も起動させたことのないソフトとかありませんか?
パソコンを購入して、どれくらい経ちましたでしょうか。
今まで使ってないソフトは、正直これからも使うことはないでしょうから、
削除したほうがいいと思います。ハードディスクの節約にもつながりますし。
次に、常駐ソフトを止める方法です。
スタート → ファイル名を指定して実行 → 『msconfig』と入力しOK
→システム構成ユーティリティの画面の一番右端のタブの「スタートアップ」をクリック
このチェックされているものすべてがWindows起動時に一緒に動くプログラムの一覧です。
この数が多ければ多いほど、パソコンが遅くなる原因となるわけです。
で、この一覧のどのチェックが不要なのかを非常に大雑把ですが、説明しますと
「コマンド」の欄に「C:\Program Files」から始まるものから
チェックを外してみるといいでしょう。分からない場合は全部外してみてください。
ただし、ウイルス対策ソフトをインストールしている場合は、
そのチェック外さないほうがいいので、ウイルス対策メーカーに電話でもして、
どのチェックがウイルス対策のソフト用で動いているのかを聞いてみてください。
きちんと教えてくれるはずです。
必要なものは残し、不要なものは外して、最後にOKボタンを押し、再起動すれば、
次回の起動時からは、チェックを外したものは起動しなくなります。
これで少し早くなることを実感できるようであれば、
あなたのパソコンが重かった原因は、常駐ソフトが多すぎた。ということになるわけです。
2つめ。パソコンのメモリが少ない。
これはXPのパソコンを比較的初期に購入した場合か、
比較的安価なパソコンを購入した場合によく見られる現象です。
結論から言いますと、WindowsXPで快適に動かすためには、
512MB程度のメモリが望ましいです。
256MBだとちょっと遅いなと感じることがあるかもしれません。
このメモリの数字は、マイコンピュータを右クリック→プロパティを開くと
「システムのプロパティ」という画面が表示されますが、
ここに「○○MB RAM」という数字があると思います。
この○○に記載されている数字が、あなたのパソコンに搭載されている
メモリの容量になります。
WindowsXPは128MBのメモリでも動きますが、
おそらく128MBのメモリでは、相当遅いと感じることでしょう。
つまり、この数字が低ければ低いほど快適さからは遠ざかるということになります。
Windowsが起動した直後(他のソフトは何も動かしていない状態)で、
いかにこのメモリを使っているのかを数字で確認する方法がありますのでご紹介します。
Ctrl + Alt + Delete を押す →「タスクマネージャ」
→「パフォーマンス」タブをクリック
この画面の右下に「物理メモリ」という項目があると思います。
・合計
・利用可能
・システムキャッシュ
という3項目ありますが、この「システムキャッシュ」に記載されている数字が
今動かしているメモリの容量になります。結構使ってますよね。
で次に、「利用可能」という項目に記載されている数字が、
まだ動かしていないメモリの残容量になるわけです。
この残容量が少なければ、ソフトを2、3起動しただけで、
もうパソコンはいっぱいいっぱいになるわけです。
自分がパソコンが遅いなと思ったときにこの数値を確認してみてください。
そうすれば、遅くなった要因がメモリ不足によるものなのか、
他の原因によるものなのかの切り分けができますから。
メモリを増やしたい場合は、メモリの増設という作業があるのですが、
ノートパソコンは正直難しいです。メーカーに電話して相談してみましょう。
デスクトップの場合は、分解すれば可能ですが、
知識のある人にやってもらうのが懸命でしょう。