すべてのカテゴリ » ニュース・時事 » 地震・災害

質問

終了

1 kgあたり20 Bq(ベクレル)以下ならば、「不検出」と発表されているのでしょうか。
世界保健機構(WHO)の、平常時の放射性ヨウ素に対する基準値は、1 kgあたり10 Bq以下で間違いないですか?

  • 質問者:猫
  • 質問日時:2011-04-12 21:39:03
  • 0

週刊現代に、1kgあたり20Bq以下の場合は「不検出」と報告するようにと、検査機関に都から要請があったように書かれています。「都」なので他の県とかががどうなのかはわかりませんが、ここでは数字がでています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/12/1304775_041213.pdf
(文科省によるもの)

小細工しても、都の水には数値がばっちり。ばれちゃってるんで、そんなことやってもしょうがないですよね。都の役人も無駄なことやってる。
ま、この文科省の数値もどうだかわからないですけど。

WHOの放射性ヨウ素に対する基準ですが
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
これをみると(232ページ付近=9章:放射能について)
まず、はじめから放射性ヨウ素・放射性セシウムなど細かくわかれているわけではなく
α・β放射能という分け方になっています。
放射性ヨウ素もセシウムもβであり、ほかにもβ線をだすものがあればそれも合算されて、それぞれの元素に係数をかけて線量を出します。
それら全部で1Bq/L(Kgではないが、ほぼ同値)以上であれば、放射線濃度をガイダンスレベルと比較して、0.1mSvより少なければ飲用ですが、それを越える場合低減させてから飲むように、ということになっています。
現時点で、公開されている元素がヨウ素とセシウムのみなので、不明点もありますが、仮にガイダンスレベルと比較する状態であった場合、
ヨウ素131は10Bq とでています。
(セシウム134,137もそれぞれ10)
ただし、この数値は1日2リットルなので、もっと水分を摂る場合は、その分シビアにしないとダメなんじゃないかと思います。
ちなみに、プルトニウムはαだと思います。αはダメージが大きいので、0.5Bq/Lとなっています。

ただし、これは他からの被ばくが(ここではバックグラウンドと記)2.4mSv/年からこの10倍程度と比べてわずかであることを考慮してこの数値を決定したとあります。逆にいえば、他から多くの放射能の影響を受ける人たちにとっては、もっと少ない数値が求められるのかもしれないです。というかそれが本来求められる。

whoのガイドラインにそって放射性物質を低減して飲むようにという工夫は、日本の水道局では何もなされていないようですが
東京都水道局では汲み置きをしてから飲むようにという指導をはじめたらしいので、各人で努力しろっていうことなんでしょう。
ただ、ヨウ素の半減期は8日ですから、指導にある3日ぐらいでは、汲み置きしてもほんの気休めじゃないかと思いますが、詳しい方に続きをお願いしたいです。

  • 回答者:安心な水がほしい (質問から7時間後)
  • 1
この回答の満足度
  
回答ありがとうございました。
お礼コメント

あれれ。ごめんなさい。5ハートにしたつもりが、確定を押す直前で、ひょろっと1になってしまい、そのまま確定ボタンを押してしまいました。
後ほど、どうにか対策しますので、ご勘弁を!
ごめんなさいね!

並び替え:

放射性ヨウ素検出で、水道水は大丈夫?

(A1:回答/西尾 正道=国立病院機構 北海道がんセンター 院長〈放射線治療科〉
・「市民のためのがん治療の会」代表協力医、構成/編集部=日経トレンディネット)
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110324/1035002/?P=2&rt=nocnt



Q1:日本で設定された基準値「300ベクレル/kg」とWHOが設定する基準値
「10ベクレル/kg」。こんなに違って大丈夫?


A1:限度値や規制値はごく安全なレベルで設定しているので慌てずに

 実は、WHO(世界保健機関)の基準も絶対とはいえません。
これはWHOは世界中の各地域で測定し、世界中の自然環境の平均的な値を一つの目安として決めていると考えられているからです。またこうした値は非常に安全な(通常は10倍~100倍)幅のある値を採用しています。

 臨床症状としては500mSv~1000mSv(ミリシーベルト)の急性被ばくがなければ
臨床症状は呈しませんが、一般公衆の年間被ばく限度は1mSv に設定されており、
これもまた、500倍~1000倍の安全幅を設けて設定されています。
職業被ばくでも50mSvです。

 また先天異常のある赤ちゃんが生まれる可能性がある
最低値は100mSvとされています。ただし妊娠を知らずに放射線検査を受けて
10mSvを浴びても先天異常のある赤ちゃんが生まれることはありません。
ところがこれを知らず、医師も確認せず心配して堕胎させたというエピソードもあるほど、医師でさえも放射線の健康被害についてはよく理解していないケースはあります。
実際には、妊婦の喫煙や受動喫煙、風疹等の感染病にかかることのほうが、
先天異常のリスクは高まるくらいです。

 ですので、限度値や規制値に関しては、ごく安全なレベルで設定されており、
倍になったからと言ってあわてる必要はありません。

  • 回答者:lasn (質問から2日後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

その通りです。
此の度の基準値改悪で、何故か「末切り」される様になっています。
積算値が重要な物質について、このやり方は問題です。
特に乳幼児には。

こういう一つ一つの事が、信頼されない要因となり、
パニックを引き起こしていることに、早く気付いて欲しい物です。

  • 回答者:国民の健康を守らない国 (質問から4時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ

一覧を見る