お勧めは、薪か炭です。
薪の場合
薪の買い方
まずは 薪の買い方です。キャンプ場で手に入る薪は杉材の木っ端が多くて、やや太めの薪と火がつきやすい細い薪をセットにして束ねて売っています。せっかくお金をだして買うのだから、薪置き場まで行って、つぎのことをチェックして買い求めましょう。
よく乾燥した、できるだけ太い薪が多い束を選ぶ。係りの人に任せておくと積んだ薪束の上からとりますので、前日までに雨の多い時など湿ったものを掴まされて後で泣きを見ることがあります。
キャンプ場で用意している薪は間伐材の杉や赤松などの木っ端が多くて、火付きは良いが火持ちは悪いです。焚き付け材としては良いですが、火持ちが悪いのでひっきりなしに薪をくべなくてはならなくて、すぐに燃え尽きて、あっという間に灰になってしまいます。キャンプ場の薪で、長時間焚火を楽しみたい場合は多めに用意しておいたほうが良いでしょう。あらかじめ買っていく場合(かさばるのでお勧めできませんが)乾燥した、できるだけ太い薪が多い束を選びましょう
着火材の準備
つぎは着火材の準備です。いちばん手軽なのは新聞紙です。枯れ葉や小枝は初級者はさけたほうが無難です。新聞紙は一枚にして、なるべく空気が残るように丸めましょう。新聞紙半分で10cmぐらいのボールにして3~4個をかまどの中央に置きます。
薪の組み方
基本の薪の組み方は「三角すい型」です。着火材を準備したら、つぎは焚き付け材。鉈を使って、薪を1cm角ぐらいに割ったものを10本ぐらい使いましょう。焚き付け材は火が落ちそうになった時に使えるように、少し余分に作っておきます。着火材を中心に三角すいに(ティーピィのように)組んで、空気が流れるように隙間を開けて並べるのがポイントです。さらにその上に3~5cm角ぐらいのやや太めの薪5~6本を乗せます。これも同じように隙間を開けて並べます。これで準備完了です。
火の付け方と維持
つまり火をつける人は風下で(方向性のある焚火台の場合は開いているほうを風下に向けるということです。)チャッカマンで新聞紙のはしっこ3~4箇所火をつけます。これでほおっておくと火がだんだんと大きくなるはずですが、火の勢いが悪いようであれば、うちわなどで軽く静かにあおぎ、空気を送ります。この時注意しなけれだならないのは、あおぎすぎて風の勢いで火種そのものを飛ばさないようにしてください。
また、細い木だけに火がつき、太い木になかなか火がつかない場合は、薪と薪の間に差し込むようにして焚き付け材を補充しましょう。火力が強くなったら、やや太めの薪を加え火の勢いを強めます。さらに太めの薪を数本乗せて、 しっかり本火になったら大丈夫です。あとは焚火の火を落とさないように、随時薪を補充しながら、火鋏で薪のかたちを整えましょう。隙間をキープしながら火力の強い部分を中心に三角すいを作るように調整します。
炭の場合
炭の入手方法
ディスカウントストアなどで3キロ500円ぐらいの「安物」の炭を買うのもよいでしょう。やっぱり安いです。
それでも「チャ○ール」とか何とか言う名前で売っている炭(卵パックみたいな形をしている)は避けた方が良いと思います。あれで焼いた物はまずくて食えません。煙もかなり出ます。
火の付け方
炭は火力も強く長持ちするすばらしい燃料ですが、いかんせん火が付きにくいという欠点があります。
炭は一般に高級品であれば高級品であるほど火がつきにくくなります。
本物は炭に火を付ける場合は「消し壷」と言う金属製の壷の中で酸素不足で消えた炭、いわゆる「消し炭」を使います。
これは炭ほど長持ちはしませんが火の付きやすい物で、まぁ炭と普通の灰の中間ぐらいの物だと思っていただいて結構です。
これがあれば新聞紙かなんかを燃やして消し炭に火を付け、火の付いた消し炭を炭の中に入れれば消し炭から炭に火が付きます。
しかし消し炭を持ってない場合は、
「チャ○ール」はライターで簡単に火が付きます。「安物」は着火材が着いてる事も多く、着いていた場合はそれに火を付けてその周りや上に炭を置いておけば付きます。(完全に埋めてしまうと酸素がなくなって着火材の炎が消えてしまうので注意:「燃える煙」の元になります)
さて「安物」や「本物」の炭で着火材がない場合が問題です。
1、たき火にほうり込む。
これが一番簡単かつ確実でしょう。火が付いた頃合いを見計らって炭を取りだし、他の炭の中に入れればO.K.です。 逆に火の付いた枝や木切れを炭の中に入れるのはよくないです。その木片から「燃える煙」が出てせっかくの炭の良さを損なってしまいます。 また炭に火を付けるには結構な火力と時間が必要なので枝の一本や二本ほうり込んでもまず火は着きません。
2、着火材を用意していく。
おがくずに灯油を染み込ませて簡単な着火材にできます。おがくずを使うのは灯油がなくなったらすぐに燃え尽きて「燃える煙」を出さないため、灯油は炎を長持ちさせるために使います。 炭に直接灯油をぶっ掛けて火を付けると灯油の蒸気(これも「燃える煙」の一種)がでて体に非常に悪いです。おまけに耐えられんぐらい臭いです。 おがくずならカップ2ー3杯もあればいいと思います。
どちらの方法でも火の付いた炭を端っこにおいてそっちから扇ぐと速く火が付くでしょう。
後始末は
消し炭を作るのなら「消し壷(金属製の蓋のできる入れ物なら何でも)」に入れておきましょう。酸欠で火は消えます。そうでない場合、たとえばキャンプなどの場合は水を掛けて消しましょう。たっぷりかけるのをお忘れなく。自然消火をまってもいいでしょう。
つまり普通のたき火の後始末といっしょですね。
- 回答者:Sooda! ちゃん (質問から20分後)
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