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文学の中で「純文学」とはどのような基準で区別されているのでしょうか?
芥川賞は「純文学」で、直木賞はその他のイメージはわかるのですが・・・

  • 質問者:ももぞうきん
  • 質問日時:2008-04-02 23:31:38
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ものすごくおおざっぱに言ってしまうと、明治時代、西欧化の流れの中で日本の近代文学が形成される中、それまでの風俗小説などと自分たちが書くものとを別のものとして定義するために、文学を書く人達が決めた区分……という感じでしょうか。
・純粋な芸術性
・美的な文学性
というのが定義の基本らしいですが、文学が相手なだけに数量的な区分けがないので、人によってどこまで純文学とするのかが曖昧だと思います。
一時期、私小説が文学界を席巻した結果、これを指すことが多いでしょうか。

芥川賞、直木賞を制定し、「真珠夫人」を書いた菊池寛は大衆文学の(当時の)巨匠のようなものでしたが、今の時代にこの人の作品を読んで、大衆文学と言われてもいまいちよくわからなかったり……。
ちなみに制定当時の芥川賞は菊池寛がつくった「文藝春秋」の純文学の新人賞、直木賞は大衆文学の新人賞……だったハズですが、今となっては直木賞は筆致が円熟したベテランに与えられる賞みたいになっていますしね。

  • 回答者:くーら (質問から7日後)
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音楽のジャンルはどうやって決まるのかということについて、レコード会社等々がロックだと言って売ればロック...という説?を聞いたことがあります。
純文学とは何かということについて、出版社等々が純文学だと言って売れば純文学...という説を聞いたことがあります。
どちらもその業界の人の笑い話なのかもしれませんが、あながちそれだけでも無さそうです。厳密な区別などないことは確かです。

  • 回答者:けけろん (質問から7日後)
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