CADオペレーションや指導を仕事にしています。
Computer Aided Designを略して「CAD」と言います。
コンピューターを用いて設計やデザイン、作図をすることの意です。
主にWINやMAC等のオペレーションシステムがインストールされたパソコン上でアプリケーションとして使用するものと、独立型のものがありますが、それらを「CADソフト」と呼びます。
一般的にCADと言えばCADソフトのことを指します。
CADソフトには使用目的にあった物が多数ありますが、分野としては主に、建築系と機械系に分ける事ができます。
基本は同じですが、ソフトによって、ある分野に適した開発がされていたりします。
建築や機械系は一般的ですが、アパレルCADのように洋服のデザインや製図をすることを目的に開発されたCADソフトなどもあります。
また、CADソフトには、2D(二次元)と3D(三次元)があります。
例えばインテリアや建築物等のシュミレーションを行うのには3Dで、建築図面を作図するには2Dといった感じで目的に合わせて使用することができます。
私のようにCADの操作を行う人間をCADオペレーター、CADの操作方法を指導する人間をCADインストラクターと言います。
また、設計の知識を持ち、CAD上で設計する人間をCAD設計者と呼んだりして区別されたりします。
実際には設計から作図までを一人でこなすことは少なく、設計者とCADオペレーターとの連携で作業することが多いです。
その他に、企業ではCADに独自のシステムを組み込んでシステム開発を行うCADエンジニアが存在することもあります。
また、手書きの図面をCAD化したり、設計者の指示の元、CAD上で図面を描くCADトレーサーといった具合にCADだけでも細かく分けると、色んな職業があります。
今は、CADだけでなくCADからCAMへデータを取り込み製品が作られる時代に変わってきましたが、企業ではまだまだCAD化に時間がかかると言われており注目の職業の一つです。