脳の神経系がどれくらい働いてるか、その水準を覚醒水準と呼びます。
テレビを見て面白いと感じてる時、パソコンで調べ物をしてる時、または悩み事があって考え事をしてる時などは覚醒水準が高くなりますので、眠くない(=眠れない)という状態になります。
一方で、思考を続けると脳は疲労します。
この疲労状態が暫く続くと、今度は逆に覚醒水準が急低下します。
結果、いつの間にか眠ってたという事になります。
人間は外部からの情報入力によって脳が活動し始めます。
脳は意外と偏食家で選り好みをします。
嫌々やってる勉強中などは頑張ろうという意思とは無関係に覚醒水準はなかなか上がりません。
ネットで調べ物をしてる時も、次々と糸口をみつけ前進してると感じてる間は高い覚醒水準を得られますが、何が分かってないかも分からないという混迷状態に入ると覚醒水準は急低下します。
情報過多で脳の処理能力を超えると疲労によって覚醒水準は低下します。
情報過少で脳が退屈した場合も覚醒水準は低下します。
逆に、程よい情報を与えられると脳は元気に活動し覚醒水準は上昇します。
ですから、眠りたい時は情報過多か情報過少のどちらかを意図的に作り出すとよいです。